３季ぶりＶの富士大から超異例！一挙７人がプロ志望届け提出へ

先発して７回途中１失点の富士大・佐藤柳之介

◆北東北大学野球◇秋季リーグ第５週第１日▽１回戦　富士大５―３八戸学院大（１４日、花巻）

　富士大が八戸学院大を５―３で下し、無傷の８連勝で３季ぶり３９度目の優勝を決めた。先発したプロ注目左腕・佐藤柳之介投手（４年＝東陵）が７回途中まで投げて１失点と力投。優勝を逃した春季リーグ戦後、どこよりも練習を積んで鍛え上げてきた成果を発揮した。富士大は明治神宮大会東北地区代表決定戦（１０月２６、２７日・ヨークいわき）に出場し、１回戦で主管連盟枠の南東北大学秋季リーグ戦準優勝校と対戦する。

　早ければ来週にも、富士大から一挙７人がプロ志望届を提出することが分かった。毎年のように複数選手が出すが、安田監督も「（７人は）記憶にないですね」という大人数だ。スタンドでは、ＮＰＢ１０球団１８人が熱視線を送った。投手陣では佐藤、この日２番手で登板した１７８センチ右腕の安徳駿投手に加えて、長身を生かした投球が持ち味の長島幸佑が控える。内野手はこの日ともに適時打を放った渡辺悠斗と佐々木大輔。外野手は昨年全国舞台で一発を放った麦谷祐介、さらに攻守の要である坂本達也捕手と長打力のある打者がそろった。ドラフト会議は１０月２４日に行われる。