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パリ五輪銅の宮脇花綸は8強 「お正月番組ぐらいまでは頑張りたい」積極的なメディア出演の意図を明かす…フェンシング全日本

スポーツ報知 / 2024年9月14日 22時13分

準々決勝を終えて取材に応じる宮脇花綸(カメラ・林直史)

◆フェンシング 全日本選手権個人戦 第1日(14日、静岡・沼津市総合体育館)

 男女2種目で決勝まで行われた。女子フルーレの宮脇花綸(三菱電機)は団体銅メダルを獲得したパリ五輪後の初戦に臨み、準々決勝で敗退。五輪後はメディア出演など多忙な日々を送り、9月に入ってから練習再開。十分な調整は詰めなかったものの「メダリストが1回戦では負けられないなってプレッシャーはあったけど、五輪から1か月少しの時に、会社の方や全国各地から駆けつけてくださった皆さんの前で試合ができたことが本当にうれしかった」と明るい表情で振り返った。

 宮脇は五輪後、東洋英和女学院中、慶応高、慶大出身の頭脳派として注目され、美人選手としても話題になっている。テレビ出演はこの1か月で「20ぐらい」という人気ぶり。「なぜかバラエティーしか来ないんですけど」と笑いつつ、「今しか注目してもらえないぞっていう気持ちはあるのでお正月番組ぐらいまでは頑張りたい」と、オファーは可能な限り受けているという。

 積極的なメディア出演を通じ、28年ロサンゼルス五輪の盛り上がりにつなげたい狙いがある。「皆さんに4年後まで頭の片隅にフェンシング、日本は強いんだっていうのを覚えておいてもらえるようにしたい。今の露出が4年後のロスの放映だったり、フェンシングを応援しようかなっていう気持ちにつながると思っている」と熱い思いを打ち明けた。

 4年後を目指すと決めたのは、パリ五輪の表彰式の瞬間だった。「金メダリストたちを目の当たりにして、やっぱり悔しいなとか、ちょっと壁があったなとか、もっとこうするべきだったなっていう悔しい気持ちがあった」と明かす。「その壁の部分を残りの4年間でやっていきたい」と、表情を引き締めた。

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