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【日本ハム】水谷瞬がプレーボール弾…シーズン4度の先制弾は球団では田中幸雄以来26年ぶり

スポーツ報知 / 2024年9月15日 6時0分

日本ハム・水谷

◆パ・リーグ 楽天7―5日本ハム(14日・楽天モバイル)

 日本ハム・水谷瞬外野手(23)が14日の楽天戦(楽天モバイル)で今季4本目の先頭打者本塁打を放った。「1番・左翼」で先発し、高相性の早川から左中間席へ8号ソロ。シーズン4度の先頭弾は球団では98年の田中幸雄(5本)以来26年ぶり5度目、北海道移転後は初となった。チームは逆転負けで連勝がストップ。5連戦初戦は黒星スタートとなった。

  鮮やかなプレーボール弾が仙台の曇り空を切り裂いた。試合開始直後の初球。水谷は外角高め146キロの直球を豪快に左中間席に叩き込んだ。2戦連発の8号ソロは、球団26年ぶりとなるシーズン4本目の先頭打者アーチ。「景気よく一発いった方がチームも勢いづく。僕が1番に置いてもらってるのは、塁に出てちょこちょこやってってことではないと思う」と一振りでナインを勇気づけた。

 キラーらしく襲いかかった。前回対決の8月27日も先頭弾を記録していた早川から再び一撃。6回は外角低めのフォークを左前に運び、出場12戦ぶりのマルチ安打で左腕との対戦打率を5割(12打数6安打)とした。前日13日は8月の月間MVPで賞金を獲得したレイエス主催の野手会に参加。「きのう皆で焼肉を食べて士気を高めたのでそのパワーが出た」と笑みを浮かべた。

 交流戦後も常に打率は3割以上をキープしてきたが、9月に入ってバットが湿り、約4か月ぶりにシーズン打率が2割台へ。「数字がチラつく」中、助言を求めたのが22年の首位打者・松本剛だった。「守りに入るとダメだから。『3割切りたくない』じゃなくて『3割3分打ってやろう』って気持ちが大事」。先輩仕込みの「攻め」の姿勢が、この日の初球弾に結実した。

 2点差に詰め寄った9回2死一、三塁では則本の前に空振り三振。新庄監督は「最後打ってほしかったね」と悔しがりながらも「1番で勢いをつけてくれる。これからこれから。十分でしょ」とリードオフマンの成長に目を細めた。打率は2割9分5厘まで再上昇。残り16戦、積極打法でスパートをかける。

(堀内 啓太)

 ○…清宮は3番・三塁で先発し4点を追う8回に12号ソロ。「甘い球を一発で捉えられてよかった」と2死から藤平の初球のカーブを右翼席に運んだ。4日のソフトバンク戦以来、6戦ぶりの一発。13日は先約があったためレイエス主催の「野手会」に参加できず、新庄監督からは「昨日の食事会に行かなくてお腹いっぱいになってないから(体の)キレがあって打てたホームラン」とイジられていた。

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