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【高校野球】湖西が秋の静岡県大会で初勝利…合計11安打&佐々木琉嘉と坪井龍玖の継投で快勝

スポーツ報知 / 2024年9月15日 6時30分

先発して6回を1失点投球と好投した湖西の佐々木(カメラ・塩沢 武士)

◇高校野球◆秋季静岡県大会 ▽1回戦 市立沼津1-9湖西=7回コールド=(14日・裾野)

 開幕し、1回戦8試合が行われた。湖西が市立沼津を9―1の7回コールドで下し、秋の県大会初勝利を飾った。打線は11安打を放ち、序盤から着実に加点。守っては左腕・佐々木琉嘉と坪井龍玖(ともに2年)の継投で快勝した。

 圧勝劇で学校の歴史を塗り替えた。湖西が7回コールドで秋の県大会初勝利を飾った。試合後、斎藤哲男監督(52)はベンチに戻ってきた選手たちに「ナイスゲーム」と、声をかけた。

 初回から湖西ペースだった。内野ゴロなどで2点を先制するなど11安打に7つの送りバントと2犠飛を絡めて効率よく9得点。敗者復活戦で右から左打席に転向した8番の坪井が2安打4打点とラッキーボーイのような活躍。守っても、継投策がはまって甲子園経験のある市立沼津を圧倒した。

 移動のハンデにも勝った。県最西部に位置する湖西から、一番東にある会場の裾野球場までは約180キロ。2試合目(11時半開始予定)に合わせて朝5時半に集合し、同6時にバスで出発。途中まで電気を消して就寝タイムだった選手は富士川サービスエリアに立ち寄り、体をほぐした。球場からわずか20キロほどの相手に対し“約3時間の大移動”を克服した。

 初戦に続き、16日の2回戦も甲子園歴のある静岡市立と対戦する。中1日を考慮してエース・佐々木を6回で降板させ、7回は2番手で公式戦初登板の坪井に経験を積ませた。「1勝に満足せず、2勝目も狙う」と、冨安慶太郎主将(2年)。歴史的1勝を挙げた選手は帰りも3時間以上バスに揺られて、母校に“がい旋”した。

(塩沢 武士)

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