レッドソックス吉田正尚、日米通算1000試合目のヤンキース戦で同点打&ダメ押し2点適時打
スポーツ報知 / 2024年9月15日 5時23分
◆米大リーグ ヤンキース1―7レッドソックス(14日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
レッドソックスの吉田正尚外野手は「4番・DH」で先発。0-1で迎えた4回1死一、三塁の第2打席に、相手先発コールから左翼線へ同点エンタイトル二塁打を放つと、続くアブレイユの右前打で、三塁を蹴って本塁に激走生還。5回1死満塁では中前に2点適時打を放つなど、2試合連続今季24度目のマルチ安打を達成した。吉田は4打数2安打3打点1得点で、打率2割9分1厘。試合は7―1で快勝した。
吉田のバットの巧みなバットさばきが、昨年のサイ・ヤング賞受賞右腕を撃砕した。
0-1で迎えた4回一死一、三塁。吉田は外角へのスライダーにバットを合わせる。最後は右手一本で払うように振り切ると打球は、左翼線ギリギリに落ち、強烈なスライス回転で、ワンバウンドで客席に入るエンタイトル適時二塁打となった。これで試合を振り出しに戻すと、続くアブレイユの右前打で、三塁を蹴って本塁へ。捕手を避けつつ、滑り込み、最後は左手で本塁を触って間一髪セーフ。反動でヘルメットも脱げる激走だった。
更に5―1とリードを広げて迎えた5回1死満塁では、カウント0―2と追い込まれたが、3球目のナックルカーブを中前にはじき返し、走者2人をかえした。前日に続く2試合連続、今季24度目の複数安打を達成。コールをマウンドから引きずり下ろした。
ヤ軍ジャッジの逆転満塁本塁打で敗れた前日も、吉田のバットは振れていた。今季10号となる先制2ランで日本人7人目のメジャー・デビューから2年連続2桁アーチを達成。7月5日も9回2死から劇的同点2ランを放ち、相性の良い敵地ヤンキースタジアムで、またもや、存在感をみせた。「お客さんも沢山(たくさん)入っていましたし、ヤンキースが調子良いこともあるし、伝統のカードということも重なって、声援のボリュームとか、球場の雰囲気はちょっと違う」と、独特のムードを楽しんでいる様子だ。これで、先発した試合では5試合連続安打。オリックス時代に762試合、レッドソックスで238試合。日米通算1000試合の節目で、吉田のバットが存在感をみせつけている。
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