ドジャース先発陣不安露呈 直近５試合で山本由伸以外４失点以上 新加入の１２勝右腕も３回４失点ＫＯ

◆米大リーグ　ブレーブス―ドジャース（１４日、米ジョージア州アトランタ＝トゥルイストパーク）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１４日（日本時間１５日）、敵地・ブレーブス戦に「１番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の１打席目は四球を選んだ。続くベッツが遊併打に倒れ、盗塁を仕掛けることは出来ず、３回１死二塁の２打席目も見逃し三振に倒れた。

　プレーオフへ向けて状態を挙げていきたいドジャースだが、先発陣が調子を落としている。９日（同１０日）の本拠地・カブス戦からビューラー、山本、ミラー、ナック、フラーティと先発してきたが、３失点以下に抑えたのは３か月ぶりの登板で４回１失点だった山本のみ。初回に失点しなかったのも山本だけだ。イニングを稼ぐことも出来ておらず、１０日の山本からは４試合連続で５回すら投げきることが出来ていない。この日先発した途中加入で今季１２勝（うちタイガースで７勝）のフラーティも３回８３球を投げ、５安打４四球、４失点でＫＯ。救援陣の負担も増えている。

　先発の中心だったグラスノー、カーショー、ストーンが離脱して負傷者リスト（ＩＬ）入り中。グラスノーは右肘痛で今季中の復帰が絶望的であることがこの日の試合前に明らかになった。野手陣はベッツ、マンシーらが復帰してベストメンバーがそろっているが、プレーオフへ向けて先発陣の整備、復調が課題になっていきそうだ。