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【大学野球】流通経大・服部弘太郎が“ノーヒットツーラン”の珍記録 9回無安打完投も自らの失策で2失点 チームは創価大に完封負け

スポーツ報知 / 2024年9月15日 16時9分

9回無安打投球も2失点で敗れた流通経大・服部弘太郎

◆東京新大学秋季リーグ戦 第2週第2日 ▽創価大2―0流通経大(15日・越谷市民)

 流通経大は完封負けで勝ち点を落としたものの、2年生右腕・服部弘太郎(滋賀学園)が“ノーヒットツーラン”の珍記録をマークした。

 チームのスピードガンで自己最速タイの145キロを計測した直球と2種類のスプリットを軸に、9回無安打で4四球(うち1個は申告故意四球)1死球、2失点(自責0)。178センチ右腕は「スプリットはカウントを取る用と(落差の大きい)三振を取る用で分けて、(走者なしで)クイックも挟んでいい感じで投げられた」。10奪三振で126球を投げ切った。

 6回に2四球、暴投などで1死二、三塁のピンチを招き、投ゴロで本塁悪送球。2点を献上した。「(グラウンド)整備後の6回に先頭の四球で、そこだけ自分のピッチングができず、失点につながった。(投ゴロは)何とも言えない打球が来て、絶対に点をやりたくなかったんですけど、(送球が)抜けてしまった」と悔やんだ。

 それでも、大学日本代表の創価大・立石正広三塁手(3年=高川学園)に対し、4回はスプリット、9回は外角直球で2つの空振り三振を奪った。「一番意識する選手。絶対、ここを抑えてアピールしたいと。立石さんの時は(いつもより)気持ちが入りました」と拳を握った。

 高校時代は最速142キロで、2年秋に近畿大会出場も、3年夏は滋賀大会初戦で敗れ、甲子園出場はかなわなかった。大学では1年春にリーグ戦デビュー。昨秋は腰を痛めて登板がなかったが、今春にリーグ戦初勝利。今秋は5日の共栄大戦で完投勝利を挙げた。「真っすぐの平均球速が上がって、変化球でもカウントを取れるようになった。春に比べて成長したと思います。ノーヒットノーランをしたかったけど、自分のミスなので。練習して、次こそはできるように頑張ります」と視線を前に向けた。

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