ラグビー日本がＰＮＣ決勝進出 サモアを４９―２７で破る

ラグビー日本代表

◆ラグビー　▽アサヒスーパードライ　パシフィックネーションズカップ２０２４　日本４９―２７サモア（１５日、秩父宮ラグビー場）

　準決勝が行われ、世界ランキング１４位の日本が同１３位のサモアを４９―２７で下して決勝進出。１９年大会以来の優勝へ王手をかけた。１万４８９３人の大観衆が熱狂した。２１日の決勝は大阪・花園ラグビー場で同１０位のフィジーに挑む。

　日本は前半６分、敵陣２２メートル付近からＦＢ李承信（神戸）が絶妙なキックパス。ＣＴＢライリー（埼玉）が反応し、先制トライにつなげた。同１０分には、敵インゴール手前でＳＨ藤原忍（東京ベイ）のパスを意図的にはたいたとして、サモアのＷＴＢアロフィポがイエローカードで一時退場。日本はペナルティートライで７点を追加した。１４―７の同１６分は、李が再びキックパスでＷＴＢ長田智希（埼玉）のトライをアシスト。その後２ＰＧを許したが、３９分には敵陣での連続攻撃から左サイドの李がトライ。２８―１３で前半を折り返した。

　後半は４分、李が自陣右サイドで転がして長田が捕ると、サポートに走った李がフランカー下川甲嗣（東京ＳＧ）にパス。下川が約２５メートルを走りきり、トライを挙げた。サモアも１２分にトライを返して日本の３５―２０とするが、１８分には敵陣インゴール手前での連続攻撃から最後はＳＨ藤原がダイブ。４２―２０と突き放した。

　後半３３分にサモアにこの日３トライ目を許し、守備面での課題も見えた日本代表。それでも、前半１０分の認定トライ１本を含む合計７トライの攻撃力を発揮し、フィジーが待つ決勝に駒を進めた。