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日本近代五種協会、パリ五輪銀の佐藤大宗に初の報奨金100万円 山崎会長は競技の活性化に期待「門を開いてくれた」

スポーツ報知 / 2024年9月15日 20時3分

パリ五輪の報告を行った佐藤大宗(右)、内田美咲(カメラ・林 直史)

 日本近代五種協会は15日、パリ五輪で男女通じて日本勢で初メダルとなる銀メダルに輝いた男子の佐藤大宗(自衛隊)に報奨金100万円を贈ることを決めた。この日の理事会で承認された。

 日本協会の山崎勝洋会長によると、これまで五輪のメダルに対する報奨金を定めていなかった。史上初の快挙を受け「協会の表彰制度を拡大解釈する形で、総務委員会を開いて考えた」と説明。日本オリンピック委員会(JOC)が銀メダルに報奨金200万円を出している例などを踏まえ、金額については「今の協会の財政的に、できる精いっぱいの額が100万円だった」と語った。

 佐藤のメダル獲得により、近代五種にも注目が集まっている。国内の競技者が現在は約50人ほどだが、山崎会長は「佐藤くんが門を開いてくれたので、普及も今まで以上に光明が見えてきた」と活性化に期待。入門競技で小学生から取り組める近代3種(水泳、レーザーラン)から近代五種に進む過程で他種目に流れている現状を踏まえ、「受け皿の部分ができていない。そこをもっともっと考えていかないといけない」。協会として競技を続けられる環境作りに一層、力を入れていく考えを示した。

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