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「4000号らしいよ」初本塁打後にビックリ 広陵で甲子園3度出場の立大ルーキーが長嶋茂雄の系譜継ぐ

スポーツ報知 / 2024年9月16日 6時45分

リーグ通算4000号本塁打を放った立大の小林隼翔(カメラ・佐々木 清勝)

◆東京六大学秋季リーグ戦第1週第2日▽立大1―5慶大(15日・神宮)

 立大は1年生の小林隼翔(はやか)遊撃手が6回1死、自身初本塁打でリーグ通算4000号をマーク。今春王者の早大は東大に連勝で勝ち点1。小宮山悟監督の59歳の誕生日を白星で祝った。

プロ野球よりも長い伝統を誇る日本最古のリーグ・東京六大学。その歴史に「小林隼翔」の名が刻まれた。立大が5点を追う6回1死。慶大・広池が投じた真ん中高めの直球を強振すると、打球は左中間席へと着弾した。通算4000号のメモリアルアーチだ。

 「すごい光栄なこと。ビックリしました」。実は節目の一発と知らなかった。ベンチ裏に戻ると、チームスタッフの先輩が「4000号らしいよ」と教えてくれた。ただガムシャラに振り抜いた結果だった。

 広陵では甲子園に3度出場し、高校日本代表で主将を担った逸材。この夏、大きな賭けに出た。「体の使い方を1回崩して、新しく作り替えようと」。MLBのレジェンド、ミゲル・カブレラの逆方向に強い打球を飛ばす打撃を参考に、フォームを改造。前日の開幕スタメンこそ逃したが、リーグ戦初アーチを生んだ。

 慶大・高橋由伸の23本を筆頭に法大・田淵幸一の22本、早大・岡田彰布の20本…そして当時の新記録となる立大・長嶋茂雄の8本。通算4000本には、先人たちの汗が染みこんでいる。ミスターについて「存在感がある。自分も『立教といえば小林隼翔』と言われる選手になれるよう、頑張りたい」とルーキー。節目の一発を、始まりの一発にする。(加藤 弘士)

 ▼リーグ通算4000号 立大・小林隼翔(1年)が東京六大学リーグ通算4000号本塁打。区切りの本塁打を出すと(円内数字は回戦)、1号は1925年秋・法大〈1〉の東武雄(帝大=現東大)、1000号は76年秋・慶大〈2〉の大西芳弘(法大)、2000号は92年春・慶大〈1〉の田中孝明(明大)、3000号は08年秋・東大〈2〉の五十嵐大典(立大)。第1号から100年目の記念弾だ。

 ◆小林 隼翔(こばやし・はやか)2005年5月2日、岡山・倉敷市生まれ。児島小でレインボーズジュニアベースボールクラブにて軟式野球を始め、児島中では西岡山ボーイズで硬式。広陵では2年春、3年春夏と甲子園出場。主将も務める。3年時にはU―18高校日本代表の主将に選出され、初の世界一に貢献。立大では1年春からリーグ戦に出場。50メートル走6秒1。遠投110メートル。175センチ、84キロ。

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