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ドジャース4年ぶり頂点へ正念場…エース右腕が痛恨の今季絶望で苦境 大谷翔平も「50ー50」へ2打数無安打で足踏み

スポーツ報知 / 2024年9月16日 1時0分

◆米大リーグ ブレーブス10―1ドジャース(14日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、敵地・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発したが、2打数無安打に終わり、2試合連続で安打が出なかった。ドジャースは野手2人が登板するなど10失点で大敗。地区2位のパドレスに3・5ゲーム差に迫られ、15日(同16日)の結果次第で地区Vへのマジック11が消滅する危機となった。9勝を挙げていたT・グラスノー投手(31)の今季中の復帰が絶望的となったことも明らかになり、苦況に迫られている。

 頼みの大谷もお手上げだった。1点を追う3回1死二塁の2打席目。リーグ屈指の左腕・セールの低め直球に手が出ず見逃し三振に倒れると、天を見上げて悔しさをにじませた。2戦連続無安打は8月6、7日以来約1か月ぶり。史上初の「50―50」への期待もかかるが、「47発&48盗塁」で2試合足踏み。打点もアダメズ(ブルワーズ)に抜かれてリーグ2位に転落した。

 チーム状況も深刻だ。先発のフラーティが3回5安打4失点でKOされるなど6回までに10失点。9点ビハインドの7、8回は内野手のロハス、E・ヘルナンデスが登板した。異例の野手による継投という屈辱的な展開で2連敗。9月は守備や走塁のミスも目立って5勝7敗で、ロバーツ監督は「いい野球ができていない」と頭を抱えた。

 失速の主な原因は先発陣の相次ぐ故障だ。8月11日の登板を最後に右肘痛で負傷者リスト(IL)入りしていた今季9勝のグラスノーが、復帰直前でまたも右肘の痛みを訴えて今季は絶望的に。同チーム最多11勝のストーン、通算212勝のカーショーもIL入り中で、復帰への具体的なメドは立っていない。山本は復帰したばかりで投球制限がかけられ、ビューラーとミラーは不調が続いている。

 残り14試合で、プレーオフ(PO)へのマジックは7。進出はほぼ間違いないが、15日(日本時間16日)に敗れれば、2位パドレスの結果次第では地区Vへのマジック11が消滅する。地区1位の3チーム内でも3位のブルワーズと1ゲーム差。大谷が目標に掲げているワールドシリーズ制覇へ、POを勝ち抜く道は険しさを増す。20年以来の頂点へ、踏ん張り時を迎えている。(安藤 宏太)

 ◆MLBプレーオフ 各リーグ6チームの計12チームが進出。各リーグ地区優勝の3チームに加え、地区2位以下のチームの中でリーグ勝率上位3チームがワイルドカード枠で進出する。地区優勝3チームのうち、勝率上位2チームは地区シリーズからで、ワイルドカード枠を含めた他4チームはワイルドカードゲームシリーズから戦う。ワイルドカードゲームは2戦、地区シリーズは3戦、リーグ優勝決定シリーズ以降は4戦先勝。

◆ブルペン150キロ

 〇…大谷は試合前に、昨年9月の右肘手術後6度目となるブルペンでの投球練習を行った。捕手が座って術後最多の25球を投げ、最速は93マイル(約150キロ)を計測。ツーシームやカットボールなど変化球を交えながら、力を入れたボールも多かった。ロバーツ監督はプレーオフでの登板の可能性を「0ではない」と言及。計画では来季に照準を合わせることになっているが、順調にリハビリは進んでいる。

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