【阪神】秋山拓巳、プロ生活のターニングポイントは藤川球児氏からの言葉「その一言で変われた」

言葉を詰まらせる秋山拓巳（カメラ・谷口　健二）

　阪神・秋山拓巳投手（３３）が１５日、兵庫・西宮市内で引退会見に臨んだ。今季は２軍で１７試合３勝５敗、防御率４・６２。昨年８月を最後に１軍登板はなく「ここ数年、（右）膝の痛みに苦しみ、心と体が一致しなくなった」と決断理由を明かした。

　プロ生活のターニングポイントには藤川球児氏（４４）＝スポーツ報知評論家＝の言葉を挙げ「くすぶっていた時に球児さんから『スピードを出せ』と。それまでは自分の投げたいフォームを追い求めていた。その一言で変われた」と感謝した。通算１３４登板で４９勝４４敗。嶌村球団本部長は「何らかの形で」と球団に携わる役職を用意することを明言した。引退試合は２４日のウエスタン・ソフトバンク戦（鳴尾浜）。３０日のＤｅＮＡ戦（甲子園）前には「ファイナルピッチセレモニー」が用意される。