レッドソックス吉田、左腕先発試合で先発に抜擢 まさかの理由とは？

◆米大リーグ　ヤンキースーレッドソックス（１５日　米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム）

　レッドソックスは１５日（日本時間１６日）、敵地のヤンキース戦、相手先発が左腕ロドンに対し、先発試合で５試合連続中の吉田正尚外野手を「６番・ＤＨ」で起用。左腕先発にも関わらず、先発に名前を連ねた。

　右打者のレフスナイダーは右手首を痛めており、試合前にメディアに対応したコーラ監督は、「起用を回避した方が賢明だ」と語った。その上で、カサス、アブレイユという選択肢もあった中で、吉田が先発に入った理由について問われると、「昨日韓国ＢＢＱに一緒に行ったから」と珍回答。デーゲームの試合後、吉田とスタッフらで宿舎近くの焼肉店に出掛けたことを明かした。更に「とても美味しかったし、彼が肉をひっくり返す様は、まさにプロフェッショナルだった」と言及。吉田の素晴らしい”肉奉行”ぶりまで明かした。

　もちろん、それは冗談だ。真顔に戻ると、「色んな理由がある。ここはライト際が狭いし、彼はロドンに上手く対応できると思う」。右翼３１４フィート（９６メートル）と、別名「ベーブ・ルースの建てた家」とも呼ばれ、左打者有利とされる敵地ヤンキースタジアムの形状も考察要因の一つとした。

　吉田は７月５日に当地で９回２死から右翼へ同点２ランを放ち、劇的勝利の立役者となった。キャリア球場別成績は、本拠地を除けば、最多となる３本塁打＆１２打点をマークしており、敵地との相性は抜群。焼き肉パワーで、ベンチの期待に応えたい。