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ヤンキースのジャッジが53号で自己記録更新の132打点「大きなホームラン。楽しめた」

スポーツ報知 / 2024年9月16日 7時21分

◆米大リーグ ヤンキース―レッドソックス(15日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が15日(日本時間16日)、本拠のレッドソックス戦の3回に2試合ぶりの53号2ランを放った。2点リードの3回無死一塁で迎えた第2打席に、センターバックスクリーンに53号2ランを放った。MLBが「ロベルト・クレメンテ・デー」に設定したこの日、伝説の外野手の背番号「21」をつけてプレーした。

 2位オリオールズが敗れたため3ゲーム差をつけ、ア・リーグ東地区チャンピオンとしてのプレーオフ進出を更に強化にする一発となった。打球角度29度で上がったアーチは、408フィート(約124メートル)の中堅フェンスを越え、更にひと伸び。中堅コンコースにあるレストランの窓を直撃する落下地点445フィート(約136メートル)の特大弾だ。4万5552人を集めた本拠地は大騒ぎ。ジャッジは歓声に応えてダイヤモンドを一周した。

 ジャッジは「大きなホームランだったね。相手はレッドソックスというライバルだし、楽しむことが出来た」と振り返った。前日は1―7で大敗し、先発コールには相手チームから故意死球疑惑をもたれていた。そんなケースも主砲は「相手も3死球で怒っていたんだろう。選手を守るために、こういうことは100年に渡って起きてきたこと」と、敵からの煽りをあしらった。前日、敵将コーラ監督と話したことを認めたが、「いい会話だったが、内容は、封じておこう」と、詳細は明かさなかった。

 この日は「ロベルト・クレメンテ・デー」。ジャッジは「99」でばなく、伝説の外野手が付けた背番号「21」のユニフォームを着用した。通算3000安打を放ちながら、ニカラグア大地震への救援機が墜落して亡くなったロベルト・クレメンテ氏を称える日。昨季、同賞を受賞したジャッジは、試合前に表彰された。

 

 再び57本ペースとなり、打点も132点となって、一昨年の131打点を超える自己新記録。本塁打では2位に12本差、打点は25点差をつけ2冠王はほぼ確定。1分の差をつけられている打率でもウィット(ロイヤルズ)を追って、3冠王への可能性も残している。「大きな勝ちだ。昨日大敗して、きょうは皆、早く球場に来ていた。スタントンが序盤に打って、本塁打で加点し、ドアを閉めることが出来た」と試合展開も理想的だった。

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