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五輪3冠の岡慎之助、巨人戦・始球式“再登板”希望「チャンスあるかは自分次第。また投げたい」

スポーツ報知 / 2024年9月16日 15時42分

パリ五輪で団体金メダルを獲得した体操男子日本代表(2列目左から)萱和磨、谷川航、橋本大輝、杉野正尭、岡慎之助

◆体操 ▽男子スーパースペシャリスト選手権(16日、東京・アリーナ立川立飛)

 国内トップ選手が集い、種目別で争われ、平行棒では、パリ五輪で日本勢52年ぶりの3冠を達成した同種目銅メダリストの岡慎之助(徳洲会)が15・400点の高得点で優勝した。

 丁寧な身のこなしに、美しい倒立、最後の着地も止めると、ファンの拍手は鳴りやまなかった。貫禄の演技を見せつけ、「『絶対金メダル取りたい』っていう強い思いで臨むことができた。しっかり準備もできていたので、不安なくいけた。自分らしい演技ができた」と誇った。

 一方、パリ五輪で金メダルを獲得した鉄棒は、新たに取り入れたF難度の離れ技「リューキン」で落下。その後も落下と2度の大きなミスがあり、11・600点と得点が伸びなかった。

 それでも15日には団体、個人総合、床運動、鉄棒で「4冠」し、16日には平行棒を制して、大会2日間で「5冠」を達成した。五輪を見て、初めて体操を見に来たファンも多く「自分のためじゃなくて、応援してくれている方のためにも演技する気持ちでやっていた。見ているみなさんが『楽しい』『体操を始めたい』と思えるようにという思いで試合をした。楽しさや魅力を伝えられたらいいなと思う」と話した。

 8月上旬にパリ五輪から帰国し、その後はメディア出演や報告会などあちこちを駆け回る金メダリスト。その中でも思い出に残っている出来事は、8月25日に東京ドームで行った巨人―中日戦前の始球式で「楽しかった。もう多分、ないですよね?投げること。まだ(チャンス)あるか。自分次第。また投げたいなってすごい思った」と“再登板”へと意気込んだ。

 ▽種目別の優勝者

床運動

松見一希(徳洲会)

14・300点

あん馬

谷川翔(セントラルスポーツ)

15・000点、

つり輪

金田希一(相好ク)

14・500点

跳馬

壁谷日陽(日大)

14・399点

平行棒

岡慎之助(徳洲会)

15・400点

鉄棒

杉野正尭(徳洲会)

14・833点

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