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WEリーグ集客面、浦和監督「危機感を覚える」 野々村チェアマン「運営にお金は絶対に必要」

スポーツ報知 / 2024年9月16日 18時29分

野々村芳和チェアマン

◆SOMPO WEリーグ▽第1節 日テレ東京V0―2三菱重工浦和(15日・味フィ西、2921人)

 Jリーグの野々村芳和チェアマンが、3代目理事長に就任を予定している女子サッカー「WEリーグ」で、15日に行われた開幕節・日テレ東京V―三菱重工浦和を視察した。

 リーグの覇権を争う強豪の直接対決に、味の素フィールド西が丘は観衆2921人が集結した。野々村チェアマンは「スタジアムのサイズ感とお客さんの数を考えるとすごく雰囲気も良かった。普通に楽しんで見られた」と印象を語った。

 一方で、なでしこジャパンで活躍するスター選手の海外移籍が相次いでいる。集客面では、この日は3000人に迫る観客が詰めかけた一方で、クラシエ杯のノジマ相模原―新潟(1日、503人)、千葉―C大阪ヤンマー(8日、670人)など、日曜日開催ながら1000人に満たない試合もある。

 浦和の楠瀬直木監督(60)は会見で「こう言ったら良いか悪いか、今日もお客さんは僕世代の男性が多い。ありがたいけど、海外を見ると、もう少し若い女性や家族連れの方だったり(が多い)。そこのターゲットが変わったりしないと。今日は日曜日だけど、土曜日や日曜日に女子サッカーを家族で見に来る優先順位が一番になるのはなかなか難しい。カップ戦の入場者数を見ると、正直に危機感を覚える」と指摘した。

 野々村チェアマンは今後に向けて「一番は本当に女子のプロのサッカーリーグとして、選手が輝けるかどうかっていうところで、最低限の運営していくためのノウハウもそうだけど、お金の面は絶対に必要になってくる。その部分はみんなで知恵を出し合って何とかしていかなきゃいけない。女性が輝くという理念はすごく素晴らしく、そのまま行くんだけど、選手たちがまずもっと輝いていれるなって、今日のゲームはすごくやってる選手はよかったと思う。勝ち負けもちろんあるけど、高揚感もあってプロ選手だなってきっと感じることができたと思うんで、そういう体制をどうやったら作れるかみたいなことはやっていった方がいいだろうなと思います」と語った。

 INAC神戸―広島戦(14日)を含め、2日連続で女子サッカーを視察した野々村チェアマンは「熱は良かったと思います。何を楽しみに来ているのかとか、見に来てくれる人の年代によっても違うし、いろんなアプローチがたぶん男子以上にあるような気がする。そのマーケティングの、今までの観戦者の調査みたいなものも含めて、どんなところに魅力を感じるか、どう伝えていけばいいのかは、やった方がいいだろうなとは思います」と話した。

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