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「打てなくてもしょうがない」オコエ途中出場打率3割超えの秘訣は“脱力感” 秋広に代わり2安打3打点

スポーツ報知 / 2024年9月17日 5時50分

6回2死二塁、岸田の適時打で二塁走者のオコエが生還する(捕手・宇佐見)

◆JERA セ・リーグ 巨人7―1中日(16日・東京ドーム)

 狙い澄ました。途中出場の巨人・オコエ瑠偉外野手(27)は3―1の6回1死二塁、最初の打席を迎えた。「甘い球が来たらいこうと思っていました」。2ボールから141キロ直球を捉え、中堅フェンス直撃の適時二塁打。7回にも中前へしぶとく落とす2点打を放った。「でかいですね。スタメンの時より、今はこの流れが自分には合っている」。途中出場で2安打3打点をマークし、勝利を決定づけた。

 “途中からのオコエ”が定着しつつある。5回表の守備から、秋広に代わり左翼で出場。今季スタメン22試合では78打数18安打、打率2割3分1厘、0本塁打、2打点だが、途中出場では32打数10安打、打率3割1分3厘、2本塁打、5打点とはね上がる。「打てなくてもしょうがないぐらいの脱力感がいい方向にいっているのかな」と自己分析した。

 スタメン出場した12日の広島戦は無安打に終わり「やっぱりダメですね。スタメンは」と話していた阿部監督も、この日は「オコエも途中からいった方が打てるのでね。良かったです」とたたえた。V争いの中、スーパーサブは貴重な存在。「とにかく優勝したいんで。自分のできることを全うしたい」という27歳の価値が高まりつつある。(井上 信太郎)

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