山本由伸が復帰後初勝利へ毎回ピンチ切り抜け3回まで無失点 ドジャースは3回に先取点
スポーツ報知 / 2024年9月17日 9時21分
◆米大リーグ ブレーブス―ドジャース(16日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャース・山本由伸投手(26)が16日(日本時間17日)、敵地・ブレーブス戦に先発し、大谷翔平投手(30)も「1番・指名打者」でスタメン出場した。山本は3回まで毎回得点圏に走者を背負ったが本塁を踏ませず3回終了時点で3安打1失点と粘投を見せている。
1回表先頭の大谷は見逃し三振。1回裏のマウンドに上がった山本は、先頭のハリスに前回登板で1個もなかった四球を与えると、二盗に捕手・スミスの悪送球による失策も重なって、いきなり1死三塁のピンチを迎えた。オズナを三ゴロに打ち取り、オルソンにも四球を与えて2死一、三塁としたが、ロレアノを三ゴロ。本塁は踏ませなかった。初回は22球を投げてストライクはわずか9球。最速は前回登板を上回る96・6マイル(約155・5キロ)をマークしたが、初球は全5人に対してボールと、ストライク率41%と制球に苦しんだ。
2回は先頭のマーフィーを2球で追い込んだが、6球目の直球をはじき返されて、中堅手・エドマンの頭を越える二塁打を許して無死二塁。アルシアを二ゴロに打ち取って1死三塁となったが空振り三振、二ゴロに抑えた。3回表に相手バッテリーの暴投で先取点を奪い、1点をリード。先頭のハリスに左前安打を許し、続くソレアに中堅手の頭を越える二塁打を許したが、「中堅エドマン―二塁手E・ヘルナンデス―捕手スミス」の完璧な中継プレーで本塁でアウトにした。1死二塁でオズナを三ゴロ、オルソンを二ゴロに打ち取って、リードを守った。
山本は6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦の登板を最後に右肩を痛めて負傷者リスト(IL)入り。今月10日(同11日)の本拠地・カブス戦で約3か月ぶりに復帰し、4回3安打1失点(自責0)で8三振を奪い、最速96・3マイル(約155・0キロ)を計測した。6月1日(同2日)の本拠地・ロッキーズ戦以来107日ぶりの7勝目を狙う復帰後2試合目の登板で、75球がメドになる見込みだ。
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