朝ドラ「ブギウギ」で「仕事増えた」メッセンジャー・黒田有が１１年ぶりテレビ大阪ローカルゴールデンＭＣに

大阪・天満橋のテレビ大阪で、同局１１年ぶりとなるローカルゴールデンタイムの新番組「大阪おっさんぽ」のMCを務めるメッセンジャー・黒田有（カメラ・筒井政也）

　テレビ大阪の２０２４年秋の番組改編発表が１７日、大阪・天満橋の同社で開かれ、新番組「大阪おっさんぽ」（１０月５日スタート、土曜・後６時５８分）のＭＣを務めるメッセンジャー・黒田有（たもつ）が出席した。

　同番組は、癖の強いおっさん３人が大阪の街を自由にぶらつくロケバラエティー。今年３月（黒田、橋下徹、辛坊治郎）、６月（黒田、橋下、寺島進）と２度、特番で放送されて好評を得て、１時間のレギュラー番組に昇格を果たした。

　同局のローカルゴールデンタイムレギュラー番組は「たかじんＮＯマネーＧＯＬＤ」（２０１３年４月）以来、実に１１年ぶり。三好直プロデューサーは「今、大阪で一番面白くて数字を持っている」と黒田を高評価した。

　黒田は「テレビ大阪は（海原）やすよともこさんの『どこいこ！？』にしがみついている感じの局」と笑わせつつ「大阪らしいものを作りたい。おっさんがただただ、街中を歩く。安易ながら今では斬新。おっさんがはしゃいでいるのは滑稽（こっけい）。その生態を若い人にも知ってほしい」と、同系列のテレビ東京人気ドラマシリーズ「孤独のグルメ」（主演・松重豊）も参照例にして意気込んだ。

　黒田は今年、テレビ大阪の天神祭生中継で初の司会にも起用されるなど絶好調。２３年度後期のＮＨＫ連続テレビ小説「ブギウギ」の好演で株を上げた。現在５４歳。「３０代の時も忙しくさせてもらいましたし、結婚もしましたが、朝ドラはデカい！　ギャラは死ぬほど安いけど、後の特典が（すごい）。朝ドラのおかげで一気に仕事が増えた」と笑顔を見せたが「テレビ大阪でお金の話をすると射殺される」とブラックジョークの“黒田節”も忘れなかった。

　番組初回は橋下、俳優・的場浩司と十三（じゅうそう）を巡り、２回目は中津へ。黒田は「橋下さんはどうしても、今おなじみの（兵庫県の）斎藤（元彦）知事の話になるので、止めさせていただきました」。３、４週目は野性爆弾・くっきー！、俳優・小沢仁志とアメリカ村、堀江（３、４回目）の探索を予定している。今後は「絡んだことがない人とやりたい。ミュージシャンの方、『憂歌団』の木村（充揮）さんとか」と新しい化学反応を楽しみにした。