ＮＨＫメディア総局長、「ＳＨＯＧＵＮ」のエミー賞１８冠に「日本の時代劇が広がっていけば」

NHK

　ＮＨＫの山名啓雄メディア総局長の定例会見が１８日、東京・渋谷の同局で開かれ、テレビ世界最高峰とされる米エミー賞で作品賞、主演男優賞など１８冠を獲得した「ＳＨＯＧＵＮ　将軍」（ディズニープラスで配信中）についてコメントした。

　米国のウォルト／ディズニー傘下のＦＸが制作し、ハリウッドのチームが手がけた「ＳＨＯＧＵＮ―」は、日本の戦国時代を舞台にした時代劇で、主演俳優の真田広之がプロデュースも務めた。山名総局長は「日本の時代劇がこういう形で評価されたというのは当然うれしく思っていますし、日本の時代劇が日本だけではなくて、世界の人にもちゃんと見られるように広がっていけばありがたい」とコメント。「（ＮＨＫの）大河ドラマも国内だけじゃなくて、海外の人にも楽しんでいただけるような内容になっている。ぜひそういう広がりがあればありがたい」と語った。

　ＮＨＫでは過去に、ディズニープラス制作の「拾われた男」がＢＳプレミアムで放送されたことはあるが、「ＳＨＯＧＵＮ」のテレビ放送について「放送する予定があるとは聞いていないので、今の段階ではない」としている。