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高安2敗死守 遠藤に快勝し優勝戦線に残るも「意識しても優勝できないので」と無欲を強調

スポーツ報知 / 2024年9月18日 19時10分

高安(左)が突き出しで遠藤を破る(カメラ・安藤 篤志)

◆大相撲 ▽秋場所11日目(18日、東京・両国国技館)

 元大関の東前頭15枚目・高安(田子ノ浦)が2敗を守り、優勝戦線に踏みとどまった。同8枚目・遠藤(追手風)を相手にもろ手で立つと、細かく回転のいい突っ張りで一気に突き出した。「一方的に攻めることができたのが良かったですね。(遠藤が)どんな立ち合いで来ようと、突っ張っていこうと思っていました」と納得顔で振り返った。

 全勝で単独トップを走る関脇・大の里(二所ノ関)の師匠は、兄弟子だった二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)。新鋭の活躍に「若いお相撲さんが活躍しているのを見ると、自分も励みになりますし、気持ちが前向きになりますね」と歓迎。自らのモチベーションにもしている。

 首位とは2差だが、悲願の初賜杯の可能性もまだ残されている。何度も目前まで迫りながら賜杯を逃している高安は「意識をしても優勝できないので」と自虐気味に話して笑わせつつ、「なるようになる。あと4日間、その日の相撲にベストを尽くしていい相撲を取れたらそれでいいです。気楽にやりますよ」と無欲を強調していた。

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