首位町田が札幌と痛恨のスコアレスドロー 終盤の決定機を決められず ２２日に広島勝てば首位陥落

ヘディングで競り合う札幌・鈴木（中）と町田の選手たち（カメラ・砂田秀人）

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第３１節　町田０―０札幌（２１日・町田ＧＩＯＮスタジアム）

　町田は終盤の決定機を生かせず、１９位と残留争い中の札幌とスコアレスドローに終わった。後半３７分にＤＦ林、ＦＷデュークが決定機を迎えたが決めきることができず。勝ち点１は積み上げて２２日に横浜ＦＭ戦が控える２位広島との差は３と広げたが、広島が勝利すれば勝ち点で並び、得失点差で順位は入れ替わる。

　黒田剛監督（５４）は「残り試合、全部勝つつもりで戦う」と選手を送り出し、前節の福岡戦で歯を折って口内に裂傷を負った元日本代表ＤＦ昌子も先発起用。前半を０―０で折り返すと、後半開始からルヴァン杯準々決勝第１戦の新潟戦（９月４日）での退場から出場停止が明けたＦＷ藤尾翔太がピッチへ。さらに後半２２分にはＭＦ相馬、オーストラリア代表ＦＷデュークを投入し、圧力を強めた。しかし最後まで札幌のゴールをこじ開けることができず、痛いドローとなった。