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日本人では33年ぶりの快挙へ21歳のレフティーが単独首位浮上 得意のパッティングで流れ作る

スポーツ報知 / 2024年9月28日 6時30分

9番、ティーショットを放つ細野(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第2日(27日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 首位と2打差の3位から出た細野勇策(21)=三共グループ=が1イーグル、4バーディー、1ボギーの66をマークし、通算10アンダーで単独首位に浮上した。今季は最大8キロ落ちていた体重が食トレなどで徐々に回復。得意のパッティングを味方に、日本人では1991年のダイドードリンコ静岡オープンの羽川豊以来、33年ぶりのレフティーVを目指す。

 細野が好調のパットでスコアメイクした。10番から出て11番でボギー先行も、12番パー5では残り263ヤードから4ウッドで2オンに成功。9メートルのイーグルパットを沈めて流れを引き寄せた。3つあるパー5では全てスコアを伸ばし、「あまりロングは取れないので、そこが良かった」と納得の表情を見せた。

 「増量の秋」をテーマに掲げる。開幕時には80キロだった体重は7月には72キロに。飛距離も10ヤード落ちたという。この日の朝はおにぎり4個とタンパク質のスティックを食べて臨んだ。今週からはトレーニングにも取り組み、「食欲も戻ってきた。秋にかけてちょっと太れれば」と明るい表情で語った。

 優勝すれば日本人では33年ぶりのレフティーV。これまでの優勝争いでは最終日にスコアが伸ばせず、悔しさを味わってきた。「調子が良ければ、いいスコアは絶対に出ると思っている」。快挙達成へ課題のティーショットを修正し、週末へ向かう。(富張 萌黄)

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