【中京４Ｒ・２歳新馬】ウィリアムバローズの半弟ローランドバローズがＶ 岩田康誠騎手「普通ならかわせない」

ローランドバローズ(右)がシュパネントウィルを直線半ばで競り落とす（カメラ・高橋　由二）

　９月２８日の中京４Ｒ・２歳新馬（ダート１８００メートル＝１６頭立て）は、２番人気のローランドバローズ（牡、栗東・上村洋行厩舎、父ヘンリーバローズ）がＶ。勝ち時計は１分５３秒５（良）。半兄は２５日の日本テレビ盃を勝ったウィリアムバローズという血統だ。

　ゲート内で落ち着きがなく、よれてスタート。鞍上が押して押して２番手の外につけた。１０００メートル６１秒９の淡々とした流れで折り合いはスムーズ。残り１００メートルで逃げ粘るシュパネントウィル（２着、武豊騎手）を交わし、１馬身差をつけてゴールした。

　岩田康誠騎手は「まだ子供っぽくて走りきれてない。もっとパフォーマンスをするかと思った。普通ならあそこでかわせないけど、能力だけでかわしてくれた。勝負根性がある」と高評価。

　上村調教師は「いい勝ち方だった。まだ幼く、体も余裕があった。兄（ウィリアムバローズ）と比較するのはかわいそうだけど、いいモノを持っている」とホッとしていた。