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松本幸四郎、歌舞伎×新感線に意欲「この世にないものを」尾上松也は「『憧れるのをやめて』挑戦します」

スポーツ報知 / 2024年9月28日 16時5分

製作発表会見に登場した(左から)脚本家・中島かずき氏、尾上松也、松本幸四郎、演出家・いのうえひでのり氏、(カメラ・小泉 洋樹)

 歌舞伎俳優の松本幸四郎、尾上松也が28日、都内で歌舞伎NEXT「朧(おぼろ)の森に棲む鬼」(新橋演舞場・11月30日~12月26日、博多座・来年2月4日~25日)の製作発表会見に出席した。

 シェークスピアの名作「リチャード三世」を下敷きに、源頼光による大江山の「酒呑童子伝説」をモチーフに、噓(うそ)と欲望に支配される男の栄光と破滅の物語。「劇団☆新感線」の中島かずき氏が脚本、いのうえひでのり氏が演出で2007年の初演以来、17年ぶりの再演となる。幸四郎と松也が主人公・ライとエイアン国の武将・サダミツを交互にダブルキャストで演じる。

 歌舞伎の新たな可能性を模索する「歌舞伎NEXT」として15年の「阿弖流為(あてるい)」に続く第2弾。幸四郎は、松也とのダブルキャストに「勝負です。前回のことは1回忘れて、新たな挑戦のつもりで臨みたい。中島さん、いのうえさんの世界と歌舞伎を混ぜ合わせ、この世にないものを作りたい」と気合をみなぎらせた。松也は「レジェンドの幸四郎さんとダブルキャストでやるというプレッシャーは強い」と戸惑いながらも「大谷翔平選手の言葉を借りて『憧れるのをやめて』挑戦します」と言葉に力を込めた。

 いのうえ氏は「阿弖流為」を振り返り、「女形は歌舞伎独特。清純な女の子の役を女優さんがやっても、響かない。女形だから響く。六方も歌舞伎俳優じゃないとできない」。今回は宙乗り、本水の立ち回りなどダイナミックな演出に磨きをかける予定で「さらに進化した朧の森になるんじゃないかな」と構想を明かした。中島氏も「女形がやると、この世のものではない何かになる。あれは女形ならでは」と歌舞伎俳優に敬意を表した。

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