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【高校野球】東洋大姫路、17年ぶりの決勝進出!阪下漣の12K4失点完投に岡田龍生監督「今日は阪下君のおかげ」

スポーツ報知 / 2024年9月28日 18時28分

好投する東洋大姫路・阪下漣

◆秋季兵庫県高校野球大会 ▽準決勝 東洋大姫路10―4神戸国際大付=延長10回タイブレーク=(28日・明石トーカロ)

 東洋大姫路が延長タイブレークの末、神戸国際大付を振り切り17年ぶりに秋季大会の決勝へ駒を進めた。先発した阪下漣(2年)は12奪三振4失点完投。22年4月に就任した岡田龍生監督に就任後初の近畿大会出場をプレゼントした。

 1点リードの6回、2つの四死球と2本の安打で4点を献上した。しかし直後の攻撃で味方が3点を奪い同点に戻すと、そのまま両者譲らず延長戦に突入。無死一、二塁からの延長10回には打線がつながり6得点を記録し、再び援護をもらう形となった。エースは「近畿大会に行きたい気持ちが強かった。スタミナは問題なく、毎イニング全力でいくだけでした」と最後の打者をこの日12個目の三振に抑えると、ガッツポーズ。バックネット裏に視察に訪れたNPB3球団の前で、10回129球の熱投を繰り広げた。

 試合後、開口一番に「今日は阪下君のおかげ」と笑顔で話した指揮官は、17年ぶりの秋決勝に「なんとか頑張りたい」と気合。阪下は「1位で近畿大会に行かないと意味がない」と表情を引き締めた。次戦も腕を振り、チームを優勝に導く。

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