主演ミュージカル「Ｅｎｄｌｅｓｓ ＳＨＯＣＫ」２１００回公演も堂本光一「２１０１回目にかけたい」

２１００回目の公演を終えた堂本光一

　ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓの堂本光一（４５）が２８日、福岡・博多座で主演ミュージカル「Ｅｎｄｌｅｓｓ　ＳＨＯＣＫ」（２９日まで・博多座、１１月８～２９日・帝国劇場）を上演。この日の昼公演で、通算上演回数は、２１００回に達した。

　万雷の拍手が、博多座に響いた。節目の公演を終えた光一は「今日は、夜公演もあるので。セレモニーはすぐ終わりたいと思います」。約１４００人の観客とキャストに向けて“光一節”を披露するも、ケーキと花束を贈られ、すぐさま今年の千秋楽まで１３年間で２１４公演を重ねる博多座への思いを紡いだ。

　「毎回思うんですけど、やっぱり素晴らしい劇場。『ＳＨＯＣＫ』ができる劇場は、帝劇と梅田芸術劇場と博多座しかなくて。ここでパフォーマンスできるのはずっと幸せ。今回も素晴らしい１か月でしたし、１２年間幸せをいただいていました」

　２０００年１１月の初演から２５年目。４月１１日に開幕し、同２２日に通算２０００回、５月９日には森光子さん（１２年死去、享年９２）の「放浪記」（２０１７回）の国内演劇における単独主演記録を更新。今年終幕することもあり、記憶と共に記録も注目されるが、「つい最近２０００回だったな。２０１８回だったな。そこから、もう１００公演もやったんだな」と回想したが「とにかく僕は次の公演で、頭がいっぱい」とピシャリ。前人未到の記録にかけて、大谷翔平投手（３０）に関する質問も飛んだが、「本当にすごいと見ていますけど、２１０１回目にかけたい」と大谷同様、眼前に集中する姿勢を貫いた。

　その一つ一つを積み重ね、上演数は途方もない数になった。大団円に向け、１１月８日から再び帝国劇場のステージに立つ。「何らかの形で多くの方に見ていただける形があったり、なかったり」と光一の希望で、大千秋楽の２９日は全国の映画館でのライブビューイングも決定。盛り上がりは増していくが、光一は一公演一公演を歩むだけだろう。（田中　雄己）