【巨人】坂本勇人「今までの優勝で一番うれしい」２軍調整も経験のプロ１８年目

４年ぶりのリーグ優勝を果たし、内海哲也投手コーチ（手前）と抱き合って喜ぶ坂本勇人（カメラ・宮崎　亮太）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　広島１―８巨人（２８日・マツダスタジアム）

　巨人が広島に勝ち、４年ぶり４８度目（１リーグ時代を含む）のリーグ制覇を達成した。阿部慎之助監督は就任１年目での優勝となった。優勝マジック「１」で迎えた試合に「５番・三塁」で先発した坂本勇人内野手は５打数２安打。９回に適時打を放ち、ダメ押し点を挙げ「今までの優勝で一番うれしい」と喜んだ。

　プロ１８年目、３５歳の今季は“定位置”を遊撃から三塁に移した。打撃不振に陥り、６月末には故障、体調不良以外ではルーキーだった２００７年以来１７年ぶりの２軍生活を経験した。「正直、何をどうしていいかは、何も正解が見つかっていない」というほどの状態で、約２週間の調整を経て復帰した。

　今月２３日の首位決戦・阪神戦では、７回に代打で登場し決勝打。前日に３度の得点機で凡退し途中交代した悔しさを晴らし、優勝をぐっと引き寄せた。苦しい時間も知ったからこそ、格別の優勝だった。