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大谷翔平、残り2戦で逆転の首位打者&三冠王へ「1番DH」スタメン 山本由伸119日ぶり勝利狙い先発

スポーツ報知 / 2024年9月29日 6時8分

◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(28日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日午前9時10分開始予定)、敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。山本由伸投手(26)は、レギュラーシーズン最後の先発登板。レギュラーシーズンは残り2試合となったが、大谷はトップと5厘差となった首位打者、三冠王を狙う試合となり、山本は6月1日の本拠地・ロッキーズ戦以来約4か月ぶりの白星となる7勝目(2敗)を目指す。

 メジャーリーグ史上初となる「50本塁打&50盗塁」を達成し、これまでの日本人では最多となる本塁打、盗塁、打点などをマークしてきた大谷。残り2試合で最後に狙うのは首位打者の座だ。前日27日(同28日)の54号3ランを放つなど5打数4安打4打点の固め打ち。9月18日(同19日)の試合後に2割8分7厘だった打率は、19日(同20日)からの34打数24安打の打率7割6厘という絶好調で、一気に3割9厘にまで上がった。2年連続の3割以上と、日本人史上初の「トリプルスリー」(3割、30本塁打、30盗塁)はほぼ間違いなくなった。

 前日27日(同28日)終了時点でナ・リーグの打率トップは2年連続のアラエス(パドレス)で3割1分4厘。大谷が5厘差の3割9厘で、オズナ(ブレーブス)も3割8厘と不気味な存在だ。大谷はここまで627打数194安打。イチロー以来日本人2人目の200安打も視野に入っている。すでに54本塁打、130打点の2冠王は確定的。逆転で首位打者もつかみ取って三冠王に輝くと2012年M・カブレラ(タイガース)以来12年ぶりで、ナ・リーグでは1937年J・メドウィック(カージナルス)以来87年ぶり、ドジャース史上初の快挙だとなる。

 山本もプレーオフへ弾みをつけたいマウンドだ。チームはすでに地区優勝、プレーオフ進出を決め、ロバーツ監督はすでに地区シリーズの先発4人の中に山本が入ることを明言。だが、右肩痛から10日(同11日)に約3か月ぶりに復帰してから白星はなく、3登板で0勝0敗、防御率3・27で、前回登板の22日(同23日)の本拠地・ロッキーズ戦では3回5安打4失点と精彩を欠いた。体調不良も重なる不運もあったが前日の27日(同28日)には「だいぶ良くなった。明日(登板日)にはおそらく万全です」と話していた。

 ロッキーズの先発は、アントニオ・センザテーラ投手(29)、19年に11勝を挙げるなど2度の2ケタ勝利の実績がある右腕だ。昨季は2登板でメジャーデビューした17年以降初めて未勝利に終わり、今季もまだ2登板で勝敗なしの防御率3・38。22日(同23日)もドジャースタジアムで山本と投げ合い、5回5安打1失点だった。大谷は同試合で2本のシングル安打を放って3打数2安打。相性は悪くなさそうだ。

 この日の試合が行われるロッキーズの本拠地でコロラド州デンバーのクアーズフィールドは、標高約1600メートルの高地。気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約10%打球の飛距離が伸びるといわれて「飛ぶ球場」、「打者天国」とされてている。大谷も今年6月には飛距離476フィート(約145・1メートル)の特大弾など今季は4戦で3発を放っており、さらなる特大弾にも期待がかかる。一方で山本は長打を警戒しながらのマウンドになりそうだ。

 大谷は前日27日(同28日)終了時点でチーム160試合中、チーム内最多の157試合に出場。627打数194安打(リーグ2位)の打率3割9厘(同2位)、54本塁打(同1位)、130打点(同1位)、57盗塁(同1位)、OPS1・041(同1位)をマーク。山本は17登板で6勝2敗、防御率2・96。ドジャースはあす29日(同30日)のレギュラーシーズン最終戦を終えると、10月1~3日(同2~4日)のワイルドカードゲームはシードされて試合がなく、5日(同6日)からの地区シリーズ(対戦相手未定、3戦先取)へ備えることになる。

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