首位打者のパドレス・アラエスがベンチスタートで欠場か 大谷翔平が打率で上回るには５打数５安打が必要

◆米大リーグ　Ｄバックス―パドレス（２８日、米アリゾナ州フェニックス＝チェースフィールド）

　ナ・リーグ打率トップのパドレスのＬ・アラエス内野手（２７）が２８日（日本時間２９日）、敵地・Ｄバックス戦で先発を外れ、ベンチスタートとなった。

　ツインズ時代の２２年に打率３割１分６厘で初の首位打者に輝き、昨季はマーリンズで打率３割５分４厘と打ちまくり、２年連続タイトルを獲得。３年連続の首位打者を狙う今季、マ軍では３３試合で打率２割９分９厘だったが、パドレス移籍後はこの日まで１１６試合で打率３割１分８厘。トータルで３割１分４厘（３割１分３厘８毛）とナ・リーグトップを走っている。

　今月２４～２６日（同２５～２７日）の敵地・ドジャース戦では３試合で計１２打数無安打と沈黙しが、２７日（同２８日）の敵地・Ｄバックス戦では５打数３安打１打点と息を吹き返し、９月の猛追でリーグ２位の打率３割９厘（現地２７日終了時点）まで上げ、残り２試合にして３冠王が狙える位置まで浮上してきたドジャース・大谷翔平投手（３０）に５厘差をつけていた。

　米「ＵＳＡトゥデー」のＢ・ナイチンゲール記者はこの日、自身のＸに「アラエスは日曜日（現地２９日）にプレーするつもりだと言い、３年連続の打撃タイトルを獲得したいが、『大谷は多くのことができる』と認めている」と投稿した。アラエスが欠場なら、大谷がこの日打率で上回るには５打数５安打が必要。５―５の大当たりで打率３割１分５厘となり、逆転することができる。