磐田Uー18が4連勝で首位浮上…FW山本将太がミドル先制弾…高円宮杯 プリンスリーグ東海
スポーツ報知 / 2024年9月30日 7時20分
◆サッカー ◇高円宮杯U―18 プリンスリーグ東海 第14節 磐田Uー18 1-0浜松開誠館 (29日・竜洋スポーツ公園)
ジュビロ磐田U―18が浜松開誠館を1―0で撃破。4連勝で勝ち点を31に伸ばし、清水エスパルスユース(勝ち点30)を抜いて首位に立った。磐田は前半40分にFW山本将太(3年)がミドルシュートを決めて先制。後半の開誠館の猛攻をしのぎ切った。
磐田が1点のリードを守り切った。後半アディショナルタイムの4分間が終わり、試合終了の笛が鳴ると選手たちはガッツポーズ。決勝点を挙げた山本は「この勝利はメチャクチャでかいです」と喜んだ。
会心のシュートが決まったのは前半40分。ドリブルでDFのマークを外し、右足を思い切り振り抜くと、「パンチ力には自信がある」という一撃は横っ跳びしたGKの右手をはじいてネットを揺らした。5月のアウェー戦では0―2で負けており、「絶対に勝とう!と話し合っていました。みんな目の色が違いました」
主導権を握っていた前半から一転、後半は追いかける浜松開誠館の圧力に押し込まれた。CKを7回与え、シュート8本を浴びた。それでも全員で耐えた。前半6分のシュートを抜群の反応で防ぐなど、好セーブを連発したGK飯田恵然(3年)は「なんとしても勝ちたかった。みんなが体を張って守ってくれた」と笑顔。西紀寛監督(44)も「2点目が取れないのが課題」と反省を促しながらも、「1点を守り切る泥くさい試合ができた」と合格点を与えた。
目標は昨年降格したプレミアリーグに、1年で戻ること。次節(10月5日)の相手は5位の静岡学園セカンド。山本は「次も大事な試合。一丸で勝ちに行きます」と気合を入れ直していた。
(里見 祐司)
〇…浜松開誠館は4月の第3節から11戦負けなし(9勝2分け)と好調で、勝てば首位に立つチャンスだったが、1点が遠かった。後半から出場したFW藤森拓(3年)を先頭に猛然と攻め込み、同23分にはDF岩崎総汰(3年)がCKに頭を合わせたものの、磐田GKに阻まれた。12戦ぶりの敗戦に青嶋文明監督(56)は「守備面は狙い通りの試合ができていたが」と、消極的だった前半を悔やんだ。
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