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大谷翔平が口にした4度の「感謝」 2冠確実で「54発&59盗塁」の偉業を支えたもの

スポーツ報知 / 2024年9月30日 7時48分

全日程を終え「感謝」を口にした大谷翔平(カメラ・村山みち)

◆米大リーグ ロッキーズ1―2ドジャース(29日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打、1盗塁でレギュラーシーズン最終戦を終えた。打率は3割1分で逆転での首位打者、三冠王はならなかったが、12試合連続安打、3試合連続盗塁で締めくくった。本塁打王(54本)と打点王(130打点)は確実で、史上初の「50―50」を達成した本塁打と盗塁は「54発&59盗塁」で終えた。2年連続3度目のMVP受賞も確実だ。

 試合後の囲み取材で約7分半、日米メディアの質問に答えた大谷がまず最初に口にしたのは、自己最多159試合に出場したことに対する思いだった。「まずは1年間しっかりと安定して出られたのが自分の中では1番よかったですし、それにともなってケアをしてくれた人たちもそうですし、サポートしてくれた人たちにも感謝したいです」。昨年9月に右肘手術を受けて今季は打者に専念したが、大きな故障もなく1年走り続けたことが、圧巻の成績を残した大きな要因のひとつだ。

 さらには新天地1年目ながら、同僚も偉業を喜んでいたことについて問われると「素直にうれしいですし、このチームの一員としてまずできたことに感謝したいですし、チームメートのサポートにも感謝したいと思います」と話した。最後には家族のサポートについても「もちろん1人でいるよりも野球以外を考える時間が多くなった。それがいい方向に自分の中で、よりグラウンドにいる時に野球に集中できるようになったのかなと思うので、そこはもちろん感謝したいなと思います」と口にした。

 10月5日(同6日)からはプレーオフ初戦となる地区シリーズ第1戦が幕を開ける。大谷が3月20日に開幕した162試合を、4度の「感謝」でひとまず総括した。

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