松竹新喜劇１１月公演取材会で藤山扇治郎「親子の情、男の友情でほっこりして」とＰＲ

「１１月松竹新喜劇公演」取材会に出席した（左から）曽我廼家桃太郎、曽我廼家一蝶、洋あおい、藤山扇治郎、渋谷天笑、曽我廼家いろは

　藤山扇治郎、渋谷天笑ら松竹新喜劇のメンバーと、元ＯＳＫ日本歌劇団の洋あおいが３０日、大阪市内で大阪松竹座の「１１月松竹新喜劇公演」（１１月１６日～２４日）の取材会に出席した。

　今回は「砂糖壺（つぼ）」と、演目投票で選ばれた「人生双六（すごろく）」の２本立て。扇治郎は「両方ともお金の話。親子の情、男の友情でほっこりする作品にしたい」とアピールした。１０年ぶりに松竹新喜劇にゲスト出演する洋は「砂糖壺」で、扇治郎演じる息子・庄太郎の母・洋子を演じる。仕事もせず遊びまわる母親役に「素顔の自分とは正反対な、破天荒に生きる母親役です。ギャンブルに浸る洋子ですが、扇治郎さんとの親子関係をウルトラファイトで頑張ります」とにっこり。曽我廼家桃太郎は「一歩ひいて主役を引き立てるのも大切な務め。バランスを大切にしたい」と意欲を語った。

　演目投票で選ばれた「人生双六」に挑む曽我廼家一蝶は「もう少しマニアックな作品が来るかなと思っていたのですが、松竹新喜劇の王道が求められている」と気持ちを引き締めた。また、天笑も「初めて『人生双六』を見た人に、明日から初心に戻って一から頑張ろうというお話。自分に置き換えて見ていただければ」と呼びかけた。２演目に出演する曽我廼家いろはは「『人生双六』では物語のキーパーソン役を。『砂糖壺』ではおてんばな町娘をしっかり務めたい」とＰＲした。