早実・宇野真仁朗がプロ決断 高校通算64発 夏の甲子園や高校日本代表でも躍動 木製への対応力も高評価
スポーツ報知 / 2024年10月1日 4時0分
24日のドラフト会議に向け、高校通算64発を誇る強打者で、高校日本代表として9月のU―18アジア選手権(台湾)に出場した早実・宇野真仁朗内野手(3年)が進路をプロに絞ったことが30日、スポーツ報知の取材で分かった。近日中に日本高野連のホームページで「プロ志望届提出者」として公示される見通しだ。
名門で主将を務めた宇野は昨冬から木製バットを愛用し、トレードマークとしてきた。春の都大会で3発、この夏の西東京大会でも満塁弾を含む2発を放ち、木製でも16本塁打をマーク。9年ぶりとなる夏の甲子園出場の原動力となった。初戦の鳴門渦潮(徳島)戦で3安打3打点。16強入りに貢献し、木製への対応力に加え、遊撃の堅実な守備と俊足もプロのスカウト陣から高い評価を受けてきた。
プロ志望届を提出か、進学か。台湾から帰国後、熟考を重ねてきたが、この日までに決断したもようだ。
近年、早実から高卒でプロ入りした例には、17年のドラフト1位で7球団競合の末に日本ハム入りした清宮幸太郎や、18年3位でソフトバンクに入団、今年7月に西武へ移籍した野村大樹がいる。覚悟を決め、プロの荒波に突き進んでいく。
◆宇野 真仁朗(うの・しんじろう)2006年7月5日、千葉・浦安市生まれ。18歳。小4で浦安ベイマリーンズで野球を始め、6年時にジャイアンツジュニアとU―12日本代表に選出。日の出中では市川シニアに所属し、3年時にシニア日本代表。早実では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒1。好きな言葉は「全力は美なり」。178センチ、81キロ。右投右打。
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