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【DeNA】継投ノーノーならずも4位・広島と2ゲーム差に…先発・吉野が6回無安打無失点も交代に三浦監督「まずは勝つこと」

スポーツ報知 / 2024年9月30日 23時3分

6回まで阪神打線を無安打無失点に抑えてベンチへ戻る吉野光樹(左)だが、この回をもって降板する(右は戸柱恭孝) (カメラ・豊田 秀一)

◆JERA セ・リーグ 阪神0―2DeNA(30日・甲子園)

 先発したDeNA・吉野光樹投手が6回までノーヒットと快投。3勝目を挙げ、4位・広島とのゲーム差を2に広げた。三浦大輔監督は「立ち上がりから非常にいい力感で投げられた。バランスよく投げてましたし、球のばらつきも少なく、よく投げていた」とたたえた。

 6回までノーノーも94球と球数が増え、マウンドを降りた。投球中も意識はあったというが「変に意識しないようにした。絶対どこかでヒットは出ると思っていたので、そんなうまくいくはずはないと。思い切っていった」と冷静にアウトを重ねた。

 7回からバトンをつないだ伊勢がわずか6球で打者3人を料理すると、8回に登板した佐々木も死球で走者を出したが無失点。9回に守護神・森原がマウンドに上がると、先頭の近本に左前打を許し、史上6度目の継投ノーノーとはならなかったが逃げ切った。

 無安打ながら交代した意図について、指揮官は「まず勝つことです」とキッパリ。「ああいう形で投げていけばいい投球ができると思う。今日をいいきっかけにしてほしい」と願った。若き右腕がチームに勢いをもたらした。

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