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【大学野球】慶大の代打・坪田大郎が胸熱のリーグ戦初安打 9回2死から同点二塁打で延長突入 見せた粘り

スポーツ報知 / 2024年10月1日 7時30分

9回2死二塁、右線に同点の適時二塁打を放つ慶大・坪田大郎(カメラ・佐々木 清勝)

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第3週第3日▽明大2-1慶大=延長10回=(30日・神宮)

 慶大は1点ビハインドで迎えた9回2死二塁、代打で登場した坪田大郎(たろう)捕手(3年=慶応)が同点の右翼線二塁打。延長に持ち込む粘りを見せたが、8回から2番手救援したエース右腕・外丸東真(3年=前橋育英)が延長10回先頭、木本圭一(3年=桐蔭学園)に痛恨の被弾。2カード連続で勝ち点を落とした。

 まだまだだ。終わらせてたまるか。坪田の執念がバットに乗り移った。強烈な打球が右翼線を襲う。“あと一人”から飛び出したリーグ戦初安打は、値千金の同点二塁打。塁上で両手を突き挙げると、ベンチの誰もが歓喜に沸いた。胸が熱くなる光景だった。

 堀井哲也監督(62)は「神宮での初ヒットを、よくあのような場面で打ってくれた」と称賛。あと一歩勝利には届かず「精いっぱいやった結果なんですが、力が及ばなかったということ。個々にいいプレーはあったが、つなぎ合わせられなかったベンチの責任」と総括した。

 「次のカードへ切り替えて、しっかりと戦いたい。勝ち点3を取れるように、次の東大戦へ全力投球したい」と指揮官。この日見せた粘りは必ず、明日への光に変える。(加藤 弘士)

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