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藤井聡太七冠、24年度下半期突入で「食欲の秋はほどほどにして…」王座初防衛から一夜明け

スポーツ報知 / 2024年10月1日 10時1分

初防衛を果たした藤井聡太王座(右)は一夜明け会見でウェスティンホテルから花束を贈られた(カメラ・筒井政也)

 将棋の藤井聡太王座=竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖との七冠=が1日、京都市の「ウェスティン都ホテル京都」での王座初防衛から一夜明け、同所で祝勝会見に出席した。

 9月30日午後9時に最終盤の大逆転劇で挑戦者・永瀬拓矢九段を下し、無傷3連勝のスイープVから、ちょうど12時間後の午前9時。会場に登壇した藤井は、ホテル側から花束を受け取った。

 1分将棋で脳をフル回転した前夜の激闘を振り返り「苦しい形勢だったので防衛の実感がまだ湧いてきていないですが、難しい将棋が多く、充実したシリーズだったかなとも感じている。経験を今後に生かしたい」と落ち着いて話した。

 同学年の伊藤匠叡王の誕生を許して七冠に後退した24年度の上半期も前日で終わり、この日から下半期に突入した。4~9月は「振り返ると、今までと違う戦型を指してみようというところがあって。結果としては思わしくないこともあったが、内容としてはいい経験が積めた」と総括。春・夏と秋・冬では「私としては秋・冬の方が過ごしやすいです。でも多分、結果の傾向とは関係ないのかな」と苦笑いした。

 第3局の対局場には秋の虫の声が風情豊かに聞こえてきたが「やっぱり、なかなか(聞く)余裕がなく意識していなかったのですが、そういう季節になってきたのかな。どこかで聞いてみたい」と秋らしさを体感したいという。

 王座戦の3連勝決着により、王位、王座、そして今月5、6日に開幕する第37期竜王戦七番勝負と3タイトル連続で“掛け持ち防衛戦”を回避した。佐々木勇気八段のタイトル初挑戦を受ける年内最後の番勝負・竜王戦に集中できる。佐々木は14歳だった16年12月のデビューからの歴代最多連勝記録を「29」で止められ、プロ初の壁を知った相手。注目のフレッシュカードだ。

 自宅では、将棋の研究以外にも、エアロバイクで体力強化も図る日々。「食欲の秋はほどほどにして、運動の機会を増やしたい。まずは竜王戦で充実した内容の将棋を指していきたい」。竜王V4を決めれば、連続5期による「永世竜王」に王手がかかる。今年も“収穫の秋”にしてみせる。

    (筒井 政也)

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