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パリ五輪銅・尾崎野乃香、有志の祝勝会でロスへ決意「このメダルを金に変えて、もっと恩返ししたい」

スポーツ報知 / 2024年10月3日 7時0分

祝勝会で行われたお笑いコンビ「アマレス兄弟」とのゲーム対決に勝利した尾崎野乃香(中央)

 レスリング女子68キロ級でパリ五輪銅メダルの尾崎野乃香(慶大)の関係者有志が企画した祝勝会が2日、都内で行われ、約200人から祝福を受けた。尾崎も両親や祖母に花束を贈り、周囲の支えに感謝を伝えた。祝勝会後にスポーツ報知の取材に応じ「メダルを持って帰って『良くやった』『勇気をもらった』と言ってもらえて、次の励みになる。頑張って良かった」とかみしめた。

 パリ五輪は本来の62キロ級で代表切符を逃したが、68キロ級で巡ってきたチャンスをつかんんだ。本番では準々決勝で惜敗したものの、敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦を制した。目標としてきた頂点には届かなかったことで、帰国直後は悔しさや葛藤もあったというが「このメダルを取れたのは自分だけの力ではない。今は応援してくださった皆さんに感謝しているし、このメダルを金に変えて、今度はもっと皆さんに恩返しできたらいい」。思いを新たに、28年ロサンゼルス五輪を見据えている。

 五輪後はオフを取り、心身をリフレッシュさせてきた。在学中の慶大女子では初のメダリストは「学校も始まったので、そろそろ練習も再開します」と報告。階級については「まだまだ4年あるので、どの階級でやるかは今後考えたい」と慎重に語った。2大会連続の挑戦へ「五輪を1回経験したら、もう1回出たい思いは強くなった。どれだけ努力しないといけないかは身に染みて感じている。日本で代表になるのは世界で一番大変だと思うけど、そこを勝ちきる練習をしなければいけない」と表情を引き締めた。(林 直史)

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