ロイヤルズがウィットの決勝打でオリオールズに連勝 ９年ぶり地区シリーズ進出

◆米大リーグ・ワイルドカードシリーズ　オリオールズ１―２ロイヤルズ（２日、米メリーランド州ボルティモア＝オリオールパーク）

　米大リーグのワイルドカードシリーズ、オリオールズ―ロイヤルズ戦が２日（日本時間３日）行われ、ロイヤルズが第１戦で１―０の決勝打を放った今季のア・リーグ首位打者ウィットの二塁内野安打で挙げた勝ち越し点を守って２連勝。９年ぶりの地区シリーズに進出し５日（日本時間６日）からのヤンキース戦に臨む。

　試合は１回、右手親指骨折から復帰したばかりの３番パスクアンティノの右前安打でロイヤルズが先制。５回にはオリオールズがムリンスのチームこのシリーズ初得点となるソロ本塁打で同点に追いついた。

　しかし、その後の無死満塁で今季４４本塁打のサンタンダーが一塁フライ。ロイヤルズはここで先発ルーゴから左腕セルパを投入。セルパは、カウセルを空振り三振、ラッチマンを遊ゴロで勝ち越しを許さなかった。

　ロイヤルズは同点の６回２死一、三塁。代わったカノの直球を放った打球を二塁手が好捕し懸命な一塁送球より一瞬速くウィットが大きく手を広げながら一塁を駆け抜けた。

　虎の子の１点を守り切ってロイヤルズが勝ちあがった。