山下美夢有が１２月米ツアー最終予選会にエントリー 所属事務所が発表「ゴルファーとしてさらにレベルアップをしたい」

山下美夢有

　国内女子ゴルフツアーで２年連続年間女王の山下美夢有（みゆう、加賀電子）が来季米ツアー出場権をかけた最終予選会（１２月５～９日、米アラバマ州）にエントリーしたことが３日、所属事務所を通じて発表された。

　山下は今季海外メジャー５試合全てに出場し、６月の全米女子プロ選手権で２位と活躍した。８月に行われたパリ五輪では、表彰台まであと一歩となる４位。国内ツアーでは１２戦連続で１桁順位を続け、メルセデス・ランクで２位につける。

　事務所を通じ「いつも応援いただきありがとうございます。今回来年の米ツアー参戦を目指し、Ｑスクール（最終予選会）に出場することを決めました。今年海外メジャー５試合、オリンピックと計６試合の海外試合に出場し、様々な経験をすることができたと同時にやはり海外メジャーで優勝したい、そしてそのためにはゴルファーとしてさらにレベルアップをしたいと思うようになり、このような決断を致しました。今季の日本ツアーも最後まで頑張りますので引き続き応援のほどよろしくお願いいたします」とコメントした。

　◆米ツアー最終予選会　１２月５～９日に米アラバマ州・モービルで行われ、翌年の米ツアー出場権を争う。例年、２０位以内で一定の試合数が確保され、４５位以内に入ればツアーメンバー資格を得られる。登録の締切は米国時間８日（日本時間９日）。すでに岩井明愛、千怜の姉妹が最終にエントリーをしており、１０月の２次予選会（１５日開幕・フロリダ州）には原英莉花らが出場する。

　◆山下　美夢有（やました・みゆう）２００１年８月２日、大阪・寝屋川市生まれ。２３歳。５歳から父の影響でゴルフを始める。大阪桐蔭高３年時の１９年に全国高校ゴルフ選手権で優勝。同年１１月のプロテストに合格し、２１年のＫＫＴ杯バンテリンレディスで初優勝。２２、２３年は年間５勝ずつを挙げ、２年連続で年間女王に輝く。通算１１勝（うち国内メジャー３勝）。１５０センチ、５２キロ。家族は両親と弟、妹。