【中日】井上一樹２軍監督に新監督就任を要請 全日程終了後に正式決定

中日の井上一樹２軍監督

　中日が井上一樹２軍監督に、来季の新監督就任を要請することが３日、分かった。３年契約の３年目だった９月１８日に立浪監督が退任を表明。４年連続Ｂクラスに低迷するチームの立て直しを、井上２軍監督に託す考えを固めた。

　２軍は今季１２４試合で７１勝４６敗７分。１３年ぶりのウエスタン・リーグ優勝は逃したが、２年連続最下位だったチームを２位まで引き上げ、９月下旬まで優勝争いを繰り広げた。育成から支配下登録された松木平は、１軍で２勝をマークすると、ウエスタン・リーグでは、最多勝と最多勝率を記録。１軍に送り込んだ福永や石川昂らが結果を残すなど、若い芽を育ててきた。阪神では１軍ヘッドコーチを務めるなど、指導者としての経験と実績が豊富なことも新監督としての強みとなる。

　加藤球団本部長は「球団としては、シーズンが全て終わってから、正式にオーナーから要請をしてもらうということになる」と説明。この日、ナゴヤ球場で取材に応じた井上２軍監督は、２日に来季の監督オファーを受けたことを明言。１軍の全日程が終了する６日以降に、正式要請を経て、返答する予定だ。