【巨人】19球オール直球の力勝負で復活セーブ…担当記者が選んだ大勢のベストゲーム
スポーツ報知 / 2024年10月11日 15時0分
巨人が4年ぶり48度目(1リーグ9度含む)のリーグ優勝を達成し、球団創設90周年の節目を飾った。担当記者が選んだ各選手のベストゲームを深掘りする。
◆6月30日 巨人3―2広島(東京ドーム)
[勝]菅野6勝1敗 [敗]玉村1勝3敗
[S]大勢1敗8セーブ
東京ドームに響き渡る「大勢コール」を全身で受け止めた。大勢投手が右肩違和感からの復帰戦に臨んだ。「(1軍に)戻るんだったら、セーブシチュエーションで投げたいと思っていたので、心の準備はできていた」。1点リードの9回。広島打線に粘られて2死満塁のピンチを背負ったが、最後は小園を捕邪飛に仕留めた。
最速159キロ。19球オール直球の力勝負でねじ伏せた。「緊張したけど、スタンドから温かい拍手や声援をいただいたので、絶対に期待に応えようという気持ちで投げました」。一回りたくましくなった守護神は、64日ぶりのセーブをつかみ雄たけびを響かせた。
5月3日の阪神戦を最後に右肩違和感で1か月半実戦から離れ、自分を見つめ直した。桑田2軍監督から説かれたのは、プロで長く活躍するための技術力の必要性。上半身が捕手方向に傾くクセを見直しながら、肩肘に負担のかからない効率的なフォームを模索した。全ては長く1軍で活躍できる投手になるためだった。細部を見直す地道な作業の中で「そういうのができてきたら、長い野球人生にできるんじゃないか」と、さらなる飛躍のヒントをつかんでいった。
1年目の22年に守護神に抜てきされ、大役に応える覚悟をこう語った。「本当に優勝したいという気持ちが強い。個人の成績よりも優勝したい。日本一になりたいというのが一番」。悩み、苦しんだプロ3年目は、最後にリーグVという喜びが待っていた。理想に掲げる“絶対守護神”を目指す旅は、これからも続く。
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