Ｂリーグ９季目開幕 群馬が昨季王者・広島に８２―５３で勝利 ４選手が２桁得点で圧倒

◆プロバスケットボール男子　▽りそなＢリーグ　群馬８２―５３広島（３日、群馬・オープンハウスアリーナ太田）

　９季目が開幕し、初のチャンピオンシップ（ＣＳ）を目指すホームの群馬が、昨季王者の広島に８２―５３で勝ち、白星スタートした。

　第１クオーター（Ｑ）、群馬は速攻から１０得点を挙げるなど、流れをつかんでリードを奪う。第２Ｑ、広島は今季加入のアイラ・ブラウンがインサイドで奮闘を見せるも、群馬が３６―２６と点差を広げた。

　第３Ｑ序盤は広島が、守備から立て直して追いかけていくが、群馬は細川一輝の３点シュートなどで点差を広げ、５９―４１。最終第４Ｑも、広島は苦しい状況を打開できず、３点シュートもなかなか流れが来なかった。群馬は終盤に辻直人の“４点プレー”もあり、２９点差で圧勝した。

　群馬は今季、昨シーズンの広島を優勝に導いたカイル・ミリング監督を招へい。コー・フリッピン、細川が１３得点、ケーレブ・ターズースキーが１２得点、トレイ・ジョーンズが１１得点と４選手が２桁得点をマークした。

　一方、連覇を狙う広島は昨季現役引退した朝山正悟氏が新監督に就任。開幕戦はポイントガードの寺嶋良、インサイドのドウェイン・エバンス、河田チリジが不在となり、フォールドゴールシュート成功率も３３・９％と精度を欠いて苦しい戦いを強いられた。