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【阪神】今季最終戦「岡田監督ありがとう」退任の虎将に大声援 球団社長「しかるべき時期に公表」去就言及避ける

スポーツ報知 / 2024年10月4日 5時0分

試合を終えて引き揚げる岡田彰布監督(カメラ・岡野 将大)

◆JERAセ・リーグ DeNA1―3阪神(3日・横浜)

 今季限りでの退任が決まっている阪神・岡田彰布監督(66)がレギュラーシーズン最終戦に勝利した。阪神監督として歴代最多の勝利を552に更新。12日からのクライマックス・シリーズ(CS)第1ステージ(S)の“前哨戦”を制し、ファンの岡田コールに包まれた。後任候補は藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(44)が挙がっているが、粟井一夫球団社長(60)は指揮官の去就とともに「しかるべき時期が来たら公表したい」と言及を避けた。

 満員の左翼席からあふれ、三塁側の多くを埋めた虎ファンの岡田コールに見送られ、ナインは球団史上初の日本シリーズ連覇を誓った。「岡田、ありがとう!」「ここから日本一や!」無数の声に、横浜での最終戦のあいさつを終えた岡田監督は何度も帽子を振った。今季限りでの退任が決定しているが、ポストシーズンへの無言の決意表明。去就に関する報道に揺れるなか、周囲を寄せ付けずに球場入りすると、試合後も口を閉ざした。

 CS第1Sで激突するDeNA戦。2日に「消化試合にはならん」と宣言した通りの采配で“前哨戦”を制した。互いにベストオーダーで幕開け。5回に大山の2点二塁打と佐藤輝の右犠飛で3点を先制すると、6回には近本が二盗。7回は1死一塁から坂本の犠打で走者を進め、代打の切り札・渡辺を送った。8回も小幡が二盗。戦術を選手と共有するように、貪欲に攻めた。初回の森下の死球に険しい表情。2回の近本の死球には思わず立ち上がった。

 常に戦う顔。ナインの前でも何か語ることはなかったが、CSに集中するという思いは伝わった。大竹は3回1/3で初の規定投球回に到達。目標を達成した後も、5回1安打無失点で11勝目を挙げた。8月3日は4失点のDeNA打線に雪辱。「イメージを払拭してCSに。恐れずに投げられた」と、出番をアピールした。早大の先輩・岡田監督の就任と同時に現役ドラフトで加入し、2年連続2ケタ勝利。「(退任が)事実か分からないけど、本当にお世話になった。もしかしたら、見てもらえる最後の試合。いい投球で恩返しを」と気持ちを込めた。

 試合前、粟井球団社長が取材に対応。去就についても、後任候補についても「戦っていますので、現時点でお話しすることはございません。本当にCS、日本シリーズを勝ちたいので」と改めて言及を避けた。否定はせず「しかるべき時期がきたら公表したい。戦いが終われば」とシャットアウト。“集大成”を迎える岡田阪神は最後の戦いに全力を注ぐ。(安藤 理)

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