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【高校野球】札幌南が8年ぶり道大会王手…日本ハム・野村佑希そっくりの本間流郁が3安打5打点

スポーツ報知 / 2024年10月4日 6時30分

2回無死満塁、適時二塁打を放った札幌南・本間(カメラ・島山 知房)

◆高校野球◇全道地区予選 ▽札幌地区Cブロック2回戦 北広島西0-13札幌南=5回コールド=(3日・札幌円山)

 2地区で6試合が行われた。札幌地区では札幌南が13―0の5回コールドで北広島西に勝利し、8年ぶりの秋季全道大会出場に王手。今夏から4番に座る、本間流郁(るい)捕手(2年)が3安打5打点で代表決定戦に導いた。札幌真栄は13安打12得点で札幌工に12-0で5回コールド勝ちし、同大会初出場にあと1勝とした。

 札幌南の頼れる4番が目を覚ました。1回1死二、三塁。いきなり巡ってきた好機で本間は「初回先制しようとみんなで言っていたので、自分が決めないといけない」と打席に向かった。1ボールからの2球目。真ん中付近に入ってきたカットボールを見逃さず逆方向にはじき返し、右越え三塁打で先制点をたたき出した。

 27日の1回戦・道科学大高戦は、直前の体調不良で3日間練習ができないまま臨み4打数無安打。チームは5―1で初戦を突破したもの、4番の仕事をできず歯がゆさが残った。そこから5日間の練習で本来の姿を取り戻し、2回の第2打席でも無死満塁から走者一掃の適時二塁打をマーク。4回に左前安打を放ち、迎えた第4打席は四球でサイクルヒット達成こそ逃したが「(記録を)狙ってたけどストライクが来なかったので、強欲にならずにできた。前回打てなかったので久しぶりにヒットが打てて良かった」とうなずいた。

 今夏も2年生ながら4番を任されたが、地区代表決定戦で札幌光星に0―7で完封負け。相手の好投手・粕谷の前に本間も3打数無安打に抑えられて南北海道大会出場を逃し、責任を感じていた。そして再び4番として迎えた秋。1回戦の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように大暴れし、「夏の悔しさをバネにやってきた。4番として打って勝てるように」と強い決意をにじませる。

 野手は夏から主力の選手が半数以上残り、チームの特長は打撃力。周囲から日本ハム・野村佑希内野手に似ていると言われる背番号2は、2016年以来の道大会出場が懸かる札幌真栄戦に向け、「打って勝つ」。“打の札南”をけん引する主砲が2季連続の代表決定戦で快音を響かせる。

(島山 知房)

 札幌真栄が猛打で3季通じて初の道大会出場に王手をかけた。1回に5番・吉田利愛(りいあ)三塁手(2年)の2点適時打などで幸先良く4点を先制すると、3回は打者9人5安打で一挙6得点。試合を優位に進めると、山崎悠斗、青山豪希(ともに2年)の投手リレーで無失点に抑え、危なげなく28年ぶりに代表決定戦に駒を進めた。

 2年続けて一学年4人の代が続いていたが、現2年生は川村正行部長の声かけもあり、12人が入部した。今夏は半数以上のレギュラーが1、2年生のチームで公式戦6年ぶり(独自大会の20年夏を除く)の1勝。着実に経験を積んできた選手が今大会2勝で地区突破に王手をかけた。互いに打力が持ち味の札幌南戦に向け、「打ち勝って、その流れを守備で生かしたい」と高田蒼士主将(2年)。打撃戦を制し、1983年創部の野球部の歴史を塗り替える。

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