J2清水 DF高木践が6日・水戸戦で先発へ…昨季自動昇格を逃した因縁の地で「やり返す気持ちは持っている」
スポーツ報知 / 2024年10月4日 6時0分
J2首位の清水エスパルスは3日、アウェー・水戸戦(6日)に向け三保で一部非公開調整した。今節は3位・長崎の結果次第で昇格が決定する重要な一戦。新人のDF高木践(22)が3試合ぶりに先発する可能性が出てきた。ここまで10試合1得点を記録し確かな成長を見せている若手のホープが、昨年自動昇格を逃したチーム因縁の地で躍動する。
昇格決定が懸かる大一番で、ルーキーが抜てきされる可能性が出てきた。清水は一部主力の状態が万全でなく、前節の横浜FC戦(1△1)でベンチ入りした高木は代役の候補に挙がる。「毎日準備している。チャンスをもらえたら、普段通りの自分を出すだけ」と言葉に力を込めた。
阪南大に在籍した昨季、特別指定として2試合に出場した。身長173センチとセンターバックとしては小柄だが、スピードや縦パスの精度には定評がある。偶然にもプロ初先発(5月26日、2〇1)の相手が水戸。「FWは大きい選手が多く前回は収められた。今回は1対1で負けないことを意識して、得点にもからみたい」と自分に言い聞かせるように話した。
国立で開催された前節の横浜FC戦は後半45分から左ウィングバックに入り、約5万6000人の前で堂々とプレーした。「大きな舞台を経験できたことは成長につながる」。攻撃でも「前に行くことしか頭になかった」の言葉通り積極的に高い位置を取り、MF乾との連係でゴールに迫った。
チームは昨季2位で最終節を迎えながら敵地で水戸と引き分け4位に転落。当時は大学生として同戦の中継を見ていたという。“当事者”ではないが「やり返す気持ちは持っている」ときっぱり言い切った。清水は勝利した上で長崎が引き分け以下、もしくは清水が引き分けた上で長崎が敗れると昇格が決まる。残り2日間の練習で最後のアピールを重ね、秋葉忠宏監督(48)からの指名を待つ。
(武藤 瑞基)
〇…U―19日本代表としてU―20アジア杯予選(キルギス)に参加していたMF西原源樹(17)が練習に合流した。同予選では2試合に出場し1得点。中1日の過密日程で躍動し「日本の代表として負けられないプレッシャーがあった」と貴重な経験を積んだ。水戸戦はベンチ入りの可能性があり「点を取り、アシストできたら」と今度はチームでも輝きを見せるつもりだ。
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