1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

橋本環奈「ギャルは心意気。周りの目を気にせず好きなことを貫く…私もそうかも?」 朝ドラ「おむすび」でド派手ギャルメイク

スポーツ報知 / 2024年10月5日 10時0分

タイトルにちなんだオリジナルの「おむすびポーズ」で笑顔の橋本環奈(カメラ・馬場 秀則)

 女優・橋本環奈(25)が、先月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説「おむすび」(総合=月~土曜・前8時)で主人公・米田結(よねだ・ゆい)役を務めている。平成元年(1989年)1月8日に生まれた結が、管理栄養士として「食」を通して周囲の人々を幸せに導く物語。ギャルという役設定に「ギャルは心意気。周りの目を気にせず、好きなことを貫く。私もそうかも?」と、その心情に寄り添いつつ、共演者・スタッフ・視聴者との縁結びも常に意識している。(筒井 政也)

 22、23年の大みそかの「NHK紅白歌合戦」の司会も務めた国民的女優だが、11年に是枝裕和監督(62)の映画「奇跡」で役者デビューして以来、意外にもNHKドラマ出演は初めてだ。

 「舞いあがれ!」(22年後期)以来、モデルがいない4作ぶりのオリジナルの朝ドラは第111作目。「ゾロ目。『1』という数字は好き。メモリアルだな~。“一番”大事なのは健康ですね」と今年3月の撮影開始から既に半年たった長丁場を元気に進めている。

 4日まで第1週「おむすびとギャル」が放送された。04年、福岡・糸島市に暮らす結は高校に入学し、伝説のギャルだった姉・歩(仲里依紗、34)を崇拝する「博多ギャル連合(通称・ハギャレン)」のメンバーに勧誘されるが、姉を嫌う結は書道部に入部する。

 糸島編は第7週まで続く。地元・博多などで撮影した。「やっぱり大好きな街。ずっと博多弁でのお芝居で聞きやすさも大事ですが、リアリティーも追求。楽しいですね」

 ド派手なビジュアルが事前公開されたように、結もギャルに転身する。チョコ色の肌にラメ、長いネイルをつけ、当時流行したパラパラダンスに挑んだ。糸島でのダンス撮影は母らも見守ったが、来られなかった父が娘の写真を見て「これ、誰ね?」と驚いたという。

 「演じて思ったのはギャルは『心意気』。今の世の中はSNSもあって、周りの目も気にしてしまいますが、好きなことはとことんやり、仲間も大事にする」。自身の高校時代は福岡で学業と仕事を両立した。「友達が優しく、授業に行けない日にはノートを取ってくれて、お弁当まで用意してくれた。信頼し合い、心を開く。私も、もしかしたらギャルだったのかな」と青春期を懐かしんだ。

 そんな周囲への気配りは、現場にも満ちている。番組制作統括の宇佐川隆史氏(46)は「想像以上に胆力のある方。『漢(おとこ)』というか。みんなを引っ張っていく気合を感じます。プロですね」と感嘆する。

 これに橋本は「気負わない。いつも楽しく。時間がなくて現場がピリピリしたりもしますが、それが私は好きじゃない。明るく盛り上げるのは、私がそうしたいから。NHKでドラマは初めてで、特に大阪はどんな雰囲気だろうと思ったんですが、ほっこり温かくて」と大阪での撮影滞在を無理なく過ごしている。

 食い倒れの街といわれ「大阪に住んでいる友達と一緒に焼き肉に行って食べたり飲んだり」。うどんの食感も博多のものと共通する。「スタッフが毎回のように、同じ出前のうどんを頼んでいて。やわらかめでおいしい」と舌鼓を打った。食事場面の撮影も食欲旺盛。「ピーマン味噌という料理が、お米が何杯も食べられる」とお気に入り。休憩時も残りを平らげるほど、食のありがたさをかみしめる。

 明るい印象の物語だが、95年1月17日に発生し、来年で丸30年の阪神・淡路大震災も描く。結が6歳まで暮らしたのが神戸だ。避難所での炊き出しに感謝して「1・17」を人と人とを結ぶ「おむすびの日」と制定されたのが、ドラマの根源だ。

 当時は生まれる前で、東日本大震災(11年3月11日)も福岡在住。「実際に経験した方々が見てつらくならないように。でも丁寧にやらなければ」と難題を意識した。

 30年4か月続いた平成の歩みを同時に描くが、橋本はあと5年で30歳に。30代という新時代に突入する。未来像を尋ねると「はっきり言って私、描いてないんです。1か月後、どうなっているかも分からない。まして1、2年後も…。世間が抱いている橋本環奈像、私が『こうなっているだろうな』と漠然と思っていることは常に超えていきたいとは思っていますが、目標を立てても意味がない」とキッパリ。

 だからこそ「5年後、どうなっているのか、自分でも楽しみです。あしたの自分は、過去の自分が作っていく。一つ一つ積み上げていくしかない。漠然と先を考えるのは現実逃避だと思います」と揺るがぬ思いを明かした。

 ヒロインの名「結」は、その象徴かもしれない。「吉」を「糸」でつないでいく。

 「ステキな文字。このお仕事もいろんな人と出会いますからね」

 来春、物語はどんな“むすび”となるのか。地に足をつけ、日本の朝を半年間、つないでいく。

 ◆橋本 環奈(はしもと・かんな)1999年2月3日、福岡市出身。25歳。2007年から地元で芸能活動を開始し、09年にアイドルグループ「Rev.from DVL」のメンバーに。13年に地元のイベントで撮影された写真が「奇跡の一枚」と話題になり「千年に一人の逸材」と注目される。「セーラー服と機関銃―卒業―」(16年)で映画初主演。その主題歌でソロ歌手デビュー。同作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。22年から舞台「千と千尋の神隠し」の主演・千尋役として、今年5月に英ロンドン公演。身長152センチ、血液型AB。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください