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ソフトバンクのポストシーズンローテどうなる? 3枠は当確…残り2枠を若鷹3人が争う構図

スポーツ報知 / 2024年10月5日 5時0分

シーズン最終戦を終え、場内一周する小久保監督らナイン(カメラ・義村 治子)

 ソフトバンクの小久保裕紀監督(52)が球史に名を刻んだ。2002年の西武・伊原、15年のソフトバンク・工藤の両監督を超え、新人指揮官として単独最多の91勝を積み上げた。「それが目標じゃないんで大した感想はありません」と悠然。「270万人以上も詰めかけてもらって。結果で恩返しできたことが喜ばしい」と、ソフトバンク球団として最多の動員となった本拠地のファンに感謝した。

 今季8度目の5連勝で、91勝49敗3分けとしてレギュラーシーズンを終えた。小久保監督は「モイネロの先発転向。カーター(スチュワート)の成長。前半は大津が引っ張った」と、未知数だった3投手の活躍を慰労。大津は6回1安打無失点で6月29日の日本ハム戦(エスコン)以来の7勝目(7敗)を挙げ、ポストシーズンのローテ入りに名乗りを上げた。有原、モイネロ、スチュワートの3本柱は当確。指揮官は「大津もそう。松本晴もどうか。マエジュン(前田純)も」と、残り2枠を若鷹3人から選ぶ意向だ。

 この日、夫人の出産立ち会いで試合前練習に参加しなかった牧原大を、6回の守備から起用した。試合後のセレモニーで「大成おめでとう」と祝福。「練習なしで試合に出たのは初めてじゃないですかね。緊迫した場面だけはやめてくれと思ったんですが、1―0でした」と堅守好打の二塁手は瞳を潤ませた。指揮官は最後はファンに向けて「16日から始まるクライマックスシリーズ。ここ、みずほペイペイドームを超満員にしていただき、地の利を生かした戦いの後押しをぜひお願いします」。5、6日はひと休み。7日から練習を再開し、日本一を目指す戦いに挑む。(田中 昌宏)

◆記録メモ ソフトバンクは91勝目。シーズン91勝以上は、17年ソフトバンクの94勝以来、延べ9チーム目。前身を含めソフトバンクでは、54~56、17年に次いで5度目になる。小久保監督は新人監督。02年西武・伊原春樹、15年ソフトバンク・工藤公康の90勝を抜いて小久保監督が新人監督の最多勝利になった。チームのシーズン最多勝利は、55年南海の99勝。

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