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B1レバンガ北海道 躍進の鍵は18歳の内藤耀悠と24歳の主将・島谷怜…5日アウェーで島根と開幕戦

スポーツ報知 / 2024年10月5日 7時21分

練習で激しく競り合うレバンガ北海道・内藤(左)と島谷(カメラ・飯塚 康博)

 バスケットボールB1のレバンガ北海道は5日、アウェーで昨季西地区4位の島根との開幕戦に臨む。札幌市出身のSF内藤耀悠(てるちか、18)はレバンガU―18からトップ昇格を果たし、プロ初年度のシーズンへ全力投球を誓った。釧路市出身のPG島谷怜(24)はクラブ史上最年少の主将として、チームを引っ張っていくことを約束した。

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 身長191センチの巨体ながら軽い身のこなしでコート内を駆け回る。高校を卒業した今季、U―22枠でプロ契約を結んだ内藤は「シーズンを通して自分をどんどんアピールし、1秒でもプレータイムを伸ばせたら」と初めてのプロ生活への抱負を語った。

 今季14人編成のチームの平均年齢は26・1歳で、内藤は唯一の10代だ。昨季までの2季はレバンガU―18に所属しつつ、ユース育成特別枠のアマチュア選手でトップチームの試合に出場。常に帯同できたわけではないが、出場は計6試合、プレー時間11分14秒とプロの壁の高さを痛感してきた。

 今年2月に世界トップレベルのスペインに2か月間留学した。9月にはU―18日本代表としてアジア杯に出場し、7位に終わり、U―19W杯出場権を逃した。代表では主将も務め、「あの時はなかなか立ち直ることができなかった。経験の一つとしてステップアップできれば」と、肌で味わったことを血肉にする。

 小野寺龍太郎HC(42)は「まだまだ覚えなければいけない部分は多々あるが、理解力の早さなどを発揮してもらいたい。チームの勝利に貢献できる選手というのは間違いない」と、“レバンガの宝”の成長を待ち望んでいる。

 6月から一人暮らしを始め、カレーやコロッケなどを自炊し、プロの体づくりを心掛ける。コートに立つチャンスは簡単に訪れない。内藤は「試合に出られない時は何かしらの理由がある。ただ悔しいで終わらせず、何を練習しなきゃいけないとか細かく砕いて工夫し模索していく」と常に前を向いて進む。

(飯塚 康博)

 ◆内藤 耀悠(ないとう・てるちか)2006年1月11日、札幌市生まれ。18歳。ポジションはスモールフォワード。小1から新琴似北ミニバスケット少年団で競技を始め、道文教大付高ではレバンガU18に所属。BリーグU18チャンピオンシップの連覇に貢献し、2年連続MVPに選出。レバンガ通算6試合出場、得点なし。

 エースとなる自覚が出てきた。島谷は「本当にすごくいい準備ができている。それをコートの上でしっかり出せるかが大事だと思う」と新シーズンを控えるチームの完成度を口にした。

 ルーキーイヤーの昨季はリーグ戦全60試合に出場した。切れ味あるドリブルが武器の司令塔は「自分の強みと弱みは昨季ではっきりした。フリースローの精度などを改善しつつ、自分の持ち味は見失わないようにしたい」と理想を語った。

 チームは昨季に続き主将2人制を採用し、外国籍選手初のSGドワイト・ラモス(26)と歴代最年少の島谷がキャプテンを務める。地元チームの大役を任され、「自分のポジション的にもチームをまとめる力は必要なスキルだと感じていて、それを早く経験できる。責任を持ってやりたい」と背筋を伸ばした。

 悲願のチャンピオンシップ進出へ今季も「勝率5割」が目標だ。昨季は17勝43敗で東地区7位。1ケタ点差で敗れたのは17試合とあって「接戦をどれだけものにできるかが大事になる」と島谷。“粘闘”を信条に飛躍のシーズンとしていく。

 ◆島谷 怜(しまたに・れん)2000年7月28日、釧路市生まれ。24歳。ポジションはポイントガード。小1から競技を始め、東海大四中を経て、強豪の東海大札幌高に進学。U18日本代表にも選出された。東海大に進み、全日本選手権で2度優勝も経験。4年時の昨年1月に特別指定選手で入団。レバンガ通算90試合出場、319得点。

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