小野伸二氏が埼玉でサッカー教室「すごいうれしい」 小学生１１１人と交流…気候変動のトークも展開

サッカー教室「スマイルフットボールツアー」に参加した小野伸二氏

　サッカー元日本代表ＭＦの小野伸二氏（４５）が５日、埼玉スタジアムの第３グラウンドで行われたＪリーグのサッカー教室「スマイルフットボールツアー」を行い、小学生約１１１人とミニゲームなどで交流した。

　子供たちを相手に巧みなテクニックを披露。かつてプレーしたＪ１浦和の本拠・埼スタに隣接するピッチでボールを蹴った。「本当は埼スタをお貸ししてほしかったけど…」と笑顔で話しつつ、「めちゃめちゃピッチも良かった。子供たちがこういう経験を経て、スタジアムの中でやりたいという気持ちが芽生えてくれたら。サッカーが大好きな少年少女がたくさん集まってくれて、素晴らしい環境でサッカーができてすごいうれしかった」とかみしめた。

　気候変動についてのトークでは、台風など悪天候での試合中止が相次いでいる現状や地球温暖化による気温上昇の予測などが紹介された。「Ｊリーグが掲げるスポーツと環境というものに対して、自分も子供たちと一緒に勉強しながらやっています。サッカーが率先してスポーツの代表としてまず取り組むことで、環境に対してのこだわりや工夫をすると思う。（気候変動へ）認知度も増えてくると思う」と語った。

　イベント後には同スタジアムで浦和―Ｃ大阪戦が開催。８月に監督交代し、２連敗で１３位に低迷する古巣について、小野氏は「チームとして方向性などが変わる時期だったと思うけど、新しい監督が来てシーズン終了までのプロセスが決まったと思う。今日のＣ大阪戦も素晴らしいゲームになると思う」と期待した。